昭和64年をまたいだ後に/北村 守通
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 洗貝新 

「金属の椅子に腰掛けて
古いブラウン官の中で泳いでる動画をジッと眺めていた
横顔から見えてくる丸い大きな瞳
白黒の描写に反応して三原色の輝きに光を移していた
鈍い銀色に照らし出された男のカラダ全体が
白と黒の影画を無数に散りばめて
「モダンタイムス」
山高帽に黒服の
チョビ髭を鼻下につけて動き廻る
この小さな黒服の男
彼は瞳を閉ざすこともなく
不思議そうに眺めていた」。

リアリズムを文字った奥行きの見える内容でも
短く切られた独特な文体
親切丁寧でとても読みやすかった。です。


- ただのみきや 
- 凍湖(とおこ) 
- atsuchan69 
- りゅうさん 
- 鏡文志 
- リつ 

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