記憶廊/妻咲邦香
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 鵜飼千代子 
- 由木名緒美 
望郷とは、とても素晴らしい響きなのですね。
私はいつも、どこかに望郷するように放浪してしまいます。
何を捨てたいのか、どこに帰りたいのかも分からずウロウロしてしまいます。
いっそ遊牧民ならば幸せに動けますかね……。
狩猟採集なら、山ごと新天地に向かえるでしょうか。
咽びたいほどの「ここ」を持っていらっしゃることが、答えなのでしょうか。
僭越をすみません。
書かせてもらいながら、私はかみを探しているのかもしれないと思いました。
どんな時も返事ひとつしてくれなかったかみが、唯一探しても見えない、望郷なのかなと思いました。長々と失礼いたしました。
拝読できて光栄でした。ありがとうございます。





- 足立らどみ 
身の回りの物を内側から捉えると豊かになれるなぁとつらつらと読んでいたら
名前の思い出せない川が現れた終盤に短いけどそれでもささっと洗い流された
気がしました。
---2023/10/08 14:06追記---
私は小旅行するのが好きなのですが、確かにあれここに流れている川はなんだ
と思うことがときどきあってその周りに住んでいる人たちの生活に想いを馳せ、
翻って家に帰るときに近くに流れる呑み川を他の地区の住民が散歩していて、
私と同じように思うのかなと。黄金神話ですねこの作品もけっこう好きです。
---2023/10/08 14:07追記---
- アラガイs 
 
作者より:
メッセージをありがとうございます。どうしたらお返事が書けるのか未だよくわからないでいます。スマホだと上手く表示出来ないみたいです。
身近なもの、そうでないもの、出会うもの全てがもしかしたら遠い昔には私だったのかもしれないと思うことがよくあって、度々題材にはしてきたのですが、これはそれを一番わかりやすい形で書いたのかもしれないですね。輪廻転生ともまた少し違う視点で書きたかったのでした。
---2023/10/16 10:34追記---
由木様、足立様、ありがとうございます。わりと子供の頃から何に対してもこう考えてしまう傾向にあって、ずっとそうでした。それは無生物や神に対してもそうで、その思考を噛み砕きながら書き続けているような感じです。川が急に出てくるのは、考えてみたら私は生まれてから川に縁のある場所でずっと暮らしているなあと思って、そして今は常に水の音のする場所に住んでいます。詩にも実際よく出てきます。

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