スナップ・ブック/由比良 倖
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 鵜飼千代子 
---2023/10/06 10:37追記---
合点承知之助!!
アラガイsさんのコメントを読んで、好きだとは思いながら何かもじゃもじゃした印象を持ったことが解決(?)しました。
ポラロイドやチェキなど瞬間を撮ったインスタント写真をクリアファイルのアルバムに片っ端からストックしていく、最近でいえばInstagramのような写真帳。連毎にひとつのまとまりになっていて最終連でブックとして綴じている。雑記帳、備忘録的な意味合いがある、この先ここからいくつもの作品が生まれるベースになるんじゃないでしょうか。楽しめたし、今後この作品のパーツがどう料理されるのかというのも楽しみです。(୨୧ᵕ̤ᴗᵕ̤)
---2023/10/06 19:53追記---
天才写真家アラーキー(荒木経惟)がコンパクトカメラで撮った日付け入りのスナップ写真の写真集とか出していたり、母校の先輩だけど吉増剛造の作品とか詩論とかスっと入ってくるかも。
倖くんもわたしもハードルは一つ越えているから、焦らずに書きたいものをじっくり書いていこ。勿論、コメントを寄せてくれる人の意見には学ばせてもらいながらね。ପ(⑅ˊᵕˋ⑅)ଓ
---2023/10/07 03:29追記---
- アラガイs 

つじつまのあわない出来事が書き散らされているので無意識にみた夢の寄せ集めでしょうか。これをやられると読者はお手上げで、何か糸口はないものかしらん、などと考えてしまうのです。しかし僕はこのような光景を夢でもみたことがない。当然ですよね。おもしろいな。
 
作者より:
>アラガイsさん

ありがとうございます。
僕は夢をよく見るのですが、夢の言語化はとても難しいですよね。
この詩は、実際に見た夢ではないのですが、ある程度は、
説明とか理屈っぽさ抜きで書けたかな、と自分では少し思っています。
作品として面白いかどうかは、自分ではうまく判断出来ないことが多くて、
いつも投稿する前には、緊張するのですが、
アラガイさんに、おもしろいと言って頂けて、すごく有り難いです。

>鵜飼千代子さん

この詩は「実験的に書こう」とは全然考えていなくて、本当に仰るとおりです、
風景を、チェキ(チェキけっこう好きなんです)で撮って、目に入った写真を、
並べていった、っていう感じだと思います。
あまり考えず、何気なく撮った写真を、「あ、これ綺麗」という感じで。
それはとても楽しい作業で、ある意味僕の中での、理想的な詩のあり方のひとつかもしれません(もちろん、いろんな詩があります)。

最終連は、もっと説明的に書くなら「私は産まれたんだ。だから後は、想像していくだけ。
綺麗な景色を「綺麗」と言っていたいだけ。」という感じでしょうか。
そういうスタンス(?)って、すごく好きなんです。

「ただ綺麗」の中に、多分僕の気持ちやメッセージみたいなものがスパイスみたいに入ってしまうことが多いと思うのですが、
あまりむっつりした自意識みたいなスパイスだと、胸焼けしてしまいます。
……単純にこの頃、まあ前からそうではあったのですが、世界が好きです。
それは、とても美しい場所です。
そして、写真に撮るのって、やっぱり覚えておきたい風景ですよね。

気分には、誰もがそうであるように、波があって「ただ綺麗!」だけの気持ちで書けるときって、
とても貴重な時間なのですが、そういう時間や、そのときの気持ちがとても好きです。
肩の力が少し抜けてきた気もします。
「死ななきゃ」っていう強迫観念が、緩んできました。
(生きてても、死んでても同じ、という感じがしています。)
どちらかと言うと生きることに肯定的な気持ちでいます。
もちろん、生きていることには、暗さも苦痛も、含まれるのですが。

今、自分の中で、変わってきている部分、大袈裟に言えば、
今までばらばらに頭の中にあったものが統合されてきている部分があって、
そのことを散文に書いているのですが、言葉ではなかなか纏められず、
なかなかに難航しています。

詩は、本当にいつも「次は書けるのだろうか」と思いながら書いているので、
この先どうなるのか、本当に分からないのですが、
僕の中に今、少しの変化があるとして、それは多分、「あの世」より、この現実に、
視線を向けるようになったということだと思います。
何故なら、わざわざこの世を離れなくても、今ここが天国なのだと思い出したからです。
何となくいい変化なんじゃないかなと思ってはいます。
何より、その方が楽しいですしね。

書いていこうと思います。自分の中のものを出し切れたら、詩作をやめよう、
と思いつつ、いろいろ書きまくっていたのですが、僕自身も、世界も無限で永遠です。
無限に綺麗で(同時に無限に醜くもあるのですが)、どこまでも続きます。
「書き切った」なんていう瞬間は訪れないでしょう。最初から分かっていたことかもしれませんが。
(こんな大仰なことを書きつつも、やっぱりあまり自信はないのですが。)

鵜飼さん、ありがとうございます。鵜飼さんのお言葉、とても励みになります。
お互いに、頑張っていきましょう。

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