夏の空洞/塔野夏子
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ryinx 
- こしごえ 
- ささき にと 
- おぼろん 
- ひだかたけし 
失礼ながら、僕なりに改作してみました。
凄くインスパイアされたので。/


「濃い青の空に
白い雲の城砦がいくつも立ち
なかぞらを埋めつくす蝉時雨
他のどの季節にもない濃密さで
夏は君臨する

その夏の中に
巨きな空洞がある
夏のあらゆる濃密さが
そこでは途切れてしまう
記憶も希みも 祈りでさえ
その空洞を満たすことはできない

いつどこで生まれたのか
これから生まれるのか
わからない痛みが
かすかに 谺する

この空洞を抱いて
夏はなおも濃密に極まり
強い色の夏花開き咲かせ
そのアザヤカさで 数多の意識に
自らの存在証明を 深々と刻印してゆく」

失礼を承知で、
リアル・鳴り響きインスパイアされた故。ゝ





---2023/08/16 22:41追記---

---2023/08/16 22:47追記---

---2023/08/16 22:56追記---

---2023/08/16 23:08追記---
- りゅうさん 
- wc 
- atsuchan69 
- soft_machine 
- 本田憲嵩 
- 殿上 童 
- たもつ 
 
作者より:
どうもありがとうございます。

---2023/08/17 09:44追記---
ひだかたけしさま
改作を思い立つほどインスパイアされたとのお言葉嬉しいです。ありがとうございます。

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