作者より:
おぼろんさん、ありがとうございます。笑って頂けて嬉しいです。
鵜飼千代子様、コメントありがとうございます。これはまったく他意のないSF風の与太話みたいなものとして書いたつもりだったのですが、言われてみれば無意識に何かが混じっていたかも分かりません。そう言った事に気付かせていただけるのも有難い事です。ちなみに、この話で想定した言わなかったこととは、たんに言わなかったことであり、それは電荷の持つプラスとマイナスの力のどちらかの様なものに過ぎません。では何故言わなかったことが暗号化されたかと言えば、それはおそらく人間の我欲みたいなものがそうさせたとも言えると思います。暗号化された信号を宇宙の海に託すのは、この場合、決定論に対するささやかな叛逆であり、被創造物による創造主へのある種の戦線布告です。もっともそれら全てが神の織り込み済みであるかも知れないのですが、それでも銀河系の知的生命体はみずからの可能性に賭けるのです。いくらかぐずついた個人的感情から、ちょうどクラークの『幼年期の終わり』的な与太話が湧いてきやしないだろうかと思い、大した意図もなく書いてしまいました。浅薄な知識と思考によりどこまで行けるか、そんな事ばかり最近はやってしまいます。それはそれでやってみたいことではあるのですが…。どないしよかと思います。ご指摘ありがとうございました。体をなさないお返事ですみません。