空白の果実/ただのみきや
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 殿上 童 
- Lucy 
スケッチという行為が留めるものと、
留め得ない色彩、芳香と、その実態の上を
消費してしまう時間の中で変質し崩れていくものが果実というメタファなのか、
鉛筆が紙の上に描き留めるものが
実態を離れ実態以上の存在で在ろうとする、
表現そのものが空白の果実なのか。スケッチされ、そして消しゴムで消された空白に残されたものが、詩なのかもしれないと思いました。
---2016/03/15 22:31追記---
追記 ただのさま、ご丁寧なレスをありがとうございます。
自分の分析力のなさ、語彙の乏しさに、辟易していたところ、
うまく言えずにもやもやしていたことを解説していただいて、
読みながら、「そうそう、それそれ、そんな感じと思ったの!」と、しきりにうなずいてしまいました。ありがとうございます。
ところで果実は女性だったのですね。・・そうですか・・。(*^_^*) 
---2016/03/15 22:36追記---
- りゅうのあくび 
- そらの珊瑚 
- nonya 
- ヒヤシンス 
- 梅昆布茶 
- 邦秋 
- 夏美かをる 
- 媒体 
- レモン 
- ryinx 
 
作者より:
 読んでいただきましてありがとうございました。

 殿上 童さん、ポイントありがとうございました。

 松岡真弓さん、ポイントとコメントありがとうございました。
 読解を試みて頂けることはとてもうれしいことです。
 どちらかと言うと前者が近しいと思います。
 メタファーと言うよりもイメージの連鎖に少し辻褄を持たせた感じです。
 果実は女性です。現実の女性ではなくわたしの中のアニマ的存在でしょう。
 異性として引かれているのです。その無意識的な存在を何とか捕らえようと
 スケッチ(ことばによる)を試みます。
 しかしこれは無意識を意識下へ生まれさせようとすることで
 果たして意識して可能か?という矛盾も孕んでいます。
 詩自体が意識下での何事かが誘い水になり、無意識からくみ上げられた抽象を
 わかりやすく情報を伝達するための言葉では具象化できず、比喩やイメージ、 
 齟齬、文法や言葉そのものすら危うくしながら書かれるのかと
 最近は思っています。
 しかし夢の記憶のように印象だけ鮮烈でありながら同時に劣化して実際には
 書かれた言葉の中にはもういない。その空虚感というか、喪失感がありながら
 その失ったものを思い出して抱くこともできないという……そんな詩です。

 牧野クズハさん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/13 20:50追記---

 闇道ナツさん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/13 23:07追記---

 竜野欠伸さん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/14 21:40追記---

 そらの珊瑚さん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/15 22:12追記---

 nonyaさん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/16 18:19追記---

 ねむのきさん、ポイントとコメントありがとうございました。
 
 ヒヤシンスさん、ポイントありがとうございました。

---2016/03/17 22:15追記---

 梅昆布茶さん、ポイントありがとうございました。

 邦秋さん、ポイントありがとうございました。

---2016/04/16 18:33追記---

 夏美かをるさん、ポイントありがとうございましいた。
---2016/05/02 22:46追記---

 媒体さん、ポイントありがとうございました。

---2016/06/09 20:49追記---

 レモンさん、ポイントありがとうございました。

---2022/05/11 17:05追記---

 ryinxさん、ポイントありがとうございました。

訂正履歴:
後ろから十四行目修正しました。その他改行変更しました。16-3-13 9:22
五行目少し変更しました。16-3-13 9:18

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