作者より:
その昔『詩とメルヘン』という雑誌の【星屑ひろい】というコーナーでやなせたかしさんに取り上げていただいた作品があります。実家のベッドの下に貯めておいた『詩とメルヘン』は私の渡米後全て母に勝手に捨てられてしまい、オリジナル作品も残っていないので、思い出として再び残しておくために、同じタイトルとテーマで書いてみましたが、違う内容になってしまいました。オリジナル作品では、私に再び歌うことを教えてくれたのは小学生の甥っ子でしたが、今回は知り合いの方のお子さんになりました。お読み下さりありがとうございます。
---2015/11/27 17:05追記---
-松岡真弓様:ポイントをありがとうございます。
更に大変勇気づけられるコメントをありがとうございます。半世紀生きてもまだまだ人間としての未熟さを感じることが多く、松岡さんがおっしゃっているような立派な人間には程遠い感がありますが、ハイ、そういう人間に近づけるよう、努力したいです。『人の輝きを讃える』…これは大変難しく壮大な詩的テーマですが、私が生涯に渡り取り組んで行きたいテーマでもあります。やっぱり生きている人間に興味がありますので、実際に接した人から詩のインスピレーションをもらうことが多いです。一方で、身近なモノとか草木をテーマにしても、もっと作詩ができるようになれたらいいなぁと思いますが、こちらの方が私には難しく、更なる精進が必要な領域であると自覚しています。そういう意味でも松岡さんの詩作の幅の広さに、常日頃感心している次第です。いつも丁寧にお読み下さり、作品以上に深いコメントをお寄せ下さっていることに、感謝しています。
- レモン様:ポイントをありがとうございます。
- 有希穂様:ポイントをありがとうございます。
- ただのみきや様:ポイントをありがとうございます。
- イナエ様:ポイントをありがとうございます。
更に過分なコメントをありがとうございます。こういうテーマでは情感をどこまで出して、どこをコントロールするかが難しいところでしたが、そのようにおっしゃっていただけて、大変嬉しいです。これからも頑張ろう、という気持ちになれます。ありがとうございます。
- 田菜様:ポイントをありがとうございます。
- 羽根様:ポイントをありがとうございます。
- こひもともひこ様:ポイントをありがとうございます。
- 殿上 童様:ポイントをありがとうございます。
- 鷲田様:ポイントをありがとうございます。
- れたすたれす様:ポイントをありがとうございます。
ぴぱんちょぱぴんちょ(^0^)がいただけて、大変嬉しいです。ありがとうございます。
- 宣井 龍人様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントにて過分なお言葉、ありがとうございます。『素朴で力のある詩』は現代詩の主流ではないかもしれませんが、私が目指すとしたらそういう詩だという信念を持っていますので、そのように言っていただき大変光栄です。ありがとうございます。
- そらの珊瑚様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントをありがとうございます。そうですね、ヒューマンな詩は読む人の感性や考え方によってどう捉えられるかが左右されるでしょうから、どう表現するか難しいですし、書くからには反論や批判を受けることを覚悟して書かないとならないと思いますが、私は敢えて発信し続けていきたいです。その結果「夏美の詩は鼻につく」と読者に言われることがあっても、自分の書きたいことを書いていきたいし、それしかできません。このテーマでは舞台の上の子と同じ年頃の男の子の目線で描きたいと思いました。おばさんの私の目線で描くと、どうしてもくどくなって、いかにも!って感じになりそうでしたので。「心打たれた」とおっしゃっていただくとは光栄です。ありがとうございます。
【追加】
更に何度か読み返して下さり、追加のコメントをありがとうございます。
同じ状況で同じ人に出会っても、その人のその時の心の状態によって、その出会いが心に深い印象を残す場合となんの印象も残さない場合がありますよね。つまりその『出会い』を自分の心の栄養にするかどうかは、本人の心の作用によるものであり、それができた時というのは、その普遍的な『出会い』を自分自身が自分の『心』に引き寄せ、自分にとって特別な出会いに変えたということ、そう考えた時その『出会い』は偶然ではなく『必然』だったわけですね。珊瑚さんのコメントはこの詩に新たな息吹を吹き込んでくれました。ご丁寧にお読み下さり、ありがとうございます。
- 湯煙。様:ポイントをありがとうございます。
- たけし様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントをありがとうございます。実際はコンサートに行けなかったので、そのお母様がフェイスブックに載せて下さった動画を拝見しましたが、それを見ただけでも感動して鳥肌が立ちました。詩にありますように、音痴な私にしてみたら、まさに『奇跡の歌声』だと思いました。
- レタス様:ポイントをありがとうございます。
- 北大路京介様:ポイントをありがとうございます。
- 乱太郎様:ポイントをありがとうございます。
- たま様:ポイントをありがとうございます。
更に、大変深くお読み下さり、真摯なコメントを誠にありがとうございます。
この主人公の少年は私であり、実際私は自分の歌声に酷いコンプレックスを持っており、人に歌声を聴かせるなんてとんでもない、とずっと思っていました。(その後音痴はそのままですが、自意識過剰は乗り越えて、カラオケ大好き人間になりましたが。笑)オリジナルの詩ではこんな頑なを20年近く通してきた(僕)が弟の結婚式に参列した時、隣の席に座った甥っ子が、ひどく音痴なのに賛美歌を一生懸命に歌うその声に心を揺り動かされるという内容で、これも実際にあったことです。当初はこの詩をそのまま生き返らせようと思ったのですが、なにせ15年以上も前に書いた詩ですので、当時の感動を生き生きと表現するのに困難を感じました。なので同テーマで別パターンを2つ考え、そのうちの一つが本作です。こちらの知り合いのお子さんが数年前にこの病気を発症してしまったのですが、最近そのお子さんがコンサートで歌唱した様子を動画で見る機会があり、その時の震えるような感動を書き記して残しておきたいと考えた次第です。結果として、オリジナル作と同じ部分は、タイトルと冒頭の一節の内容だけになりました。オリジナルは残っていませんが、全く別の作品になってしまったわけです。ただ、歌うことに関して頑なだった主人公が魂が込められた純粋な歌声に触れることにより、心を開いていくというテーマは同じですので、わたし的には本編を書いたことによって、失われたオリジナルの詩に込めた思いも昇華できた気分になっております。
『(君)と(僕)の関係があまりにも希薄すぎる』というご指摘につきましては、さすがたまさん、鋭いです。実際希薄どころか、(君)と(僕)の関係は無いに等しいです。これは私の考えに過ぎませんし、それがこの詩の弱点になってしまったのかもしれませんが、多感な年頃の男の子、しかもたった一度の経験(実際には多分笑われていない)で、歌うことを拒絶するような自意識過剰で内気な(僕)と、隣のクラスに転校してきたぎこちなく歩く少年との接点はない方が自然で、(僕)にとって(君)はその存在がちょっと気になっていた程度、転校してしまったのならもう会うこともないだろう、と片付けてしまえるような遠い距離関係にあったに過ぎなかったのでしょう。ですが、一年後(君)と全く思いがけない場所で再会し、しかも(君)の声など聞いたこともなかったのに、その(君)が車いすの上で「奇跡」の声を響かせ命を振り絞って歌っている、それは(君)との関係が希薄だからだったこそ、(僕)にとっては衝撃的であったのではないか、と私は考えました。
あ〜、すみません、つい熱くなってしまいました。長々とすみません(汗)まあ、以上、言い訳がましいですが、私の思うところです。でも、それであっているのかどうか、わかりません。詩作は悩むことばかりです。
ちなみに、もう一つ考えたパターンとは、これまた音痴に生まれてしまった私の娘編です。こちらはちょっとユーモアも挿入して書けるかなぁと思いますし、たまさんのおっしゃる『つながり』も出しやすいのではないかと思います。
たまさんの素晴らしいご指摘のお陰で、本作品を改めて見直すいい機会になりました。その御蔭でこんなに書いてしまいました。目を疲れさせてしまったら、誠に済みません。今後もご鞭撻の程をお願い申し上げます。
- 梅昆布茶様:ポイントをありがとうございます。
- ヒヤシンス様:ポイントをありがとうございます。
- 牧野クズハ様:ポイントをありがとうございます。
- ありか様:ポイントをありがとうございます。
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- たちばな まこと様:ポイントをありがとうございます。
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- 油井陽向様:ポイントをありがとうございます。
- 逢坂たかのり様:ポイントをありがとうございます。
- nonya様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントをありがとうございます。自分の作品は客観的に判断するのが難しいので『良かった』の一言、とても嬉しいです。お読み下さりありがとうございました。
- チーズオムレツ様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントをありがとうございます。アップしてからいただいたコメントに「ありゃ!もしかしてダメだった?」と思っていたので、そう言っていただけて嬉しいです(^^)
- あおい満月様:ポイントをありがとうございます。
- るるりら様:ポイントをありがとうございます。
更にコメントをありがとうございます。最近私生活の方がバタバタしておりますので、現フォにはあまり来れない状況が続いています。時間差でこのようにポイントをいただけるのも嬉しいものですね。それからオークション情報ありがとう。ただ何年の何月号ってのも覚えていないので、難しいかなぁ〜。
- 十六夜KOKO様:ポイントをありがとうございます。
- 竜野息吹様:ポイントをありがとうございます。
- でこちゃん様:ポイントをありがとうございます。
- 土屋容子様:ポイントをありがとうございます。
- chiharu様:ポイントをありがとうございます。
- ひだかたけし様:ポイントをありがとうございます。
- 祥希いつみ様:ポイントをありがとうございます。
- 笹峰霧子様:ポイントをありがとうございます。
- beebee様:ポイントをありがとうございます。
更にコメント有難うございます。ハイ、彼は岩崎航さんと同じ病気です。最近別の知り合いも同じ病気の診断を受け、色々考える機会が多いです。こういう詩は一時の勢いがないと書けませんがこれからも考え続けたいと思います。古い作品を掘り起こして下さったことに感謝です。
- 朝焼彩茜色様:ポイントをありがとうございます。
この方は退会されてしまったようですが、記録のために残しておきます。
- 嘯夜様:この詩のためにお時間をかけて長いコメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。
>所詮僕は“歌声”と共に生まれて来なかった
>この部分が残酷すぎます。
↑
これは(僕)がズバリ音痴ということです。そしてこの(僕)のモチーフは私自身なので、ズバリ私は音痴です、ハイ!ただ詩ですので、音痴を音痴と書いたのではつまらないので、こう書きました。「遺伝」は、後半の(君)の状況とも繋がるので、前半で伏線を張ろうと試みた次第です。
>代わりに僕のクラリネットが
>思い切り歌ってくれていたし
>と、代償の適応機制。ひどく憐れです。
↑
『代償の適応機制』とは素晴らしいまとめですね。そうです、彼(まあ、私ですが)自意識過剰で世の中をうまく渡っていけるタイプの人間ではないので、クラリネットを吹くことが唯一の逃げ道でした。そういう意味では憐れです。(実際の私はクラリネットも吹けませんが。)でも後半でそういった逃げ道を持っているだけでも恵まれたことだったんだ、と(僕)が気づく瞬間があります。
>その前に、《君》の方。
>総じて言えば、彼の美しさは伝わってきますが、それ以上ではないということです。彼>に人物的魅力はありません。
↑
はい、これは納得してます。上のコメントにも書きましたが、(君)の人物描写は敢えてしていません。ただ、病を押して一生懸命に歌い、生きている少年であることは、描きたいと思いました。それ以外の(君)については、(僕)も読者も想像するしかなく、その想像が詩の膨らみになると思ったのですが、それが物足りなさと受け止められてしまったのだったら、私の実力不足であり、今後更に精進を積で行くとしか申し上げられません。
>普通、自分より格段に歌が上手い人の歌を聞いて、一緒に歌おうなんて考えるでしょう>か?イヤホンで聞き流しながらならともかく、紛うことなきコンサートの会場で、で>>す。
>ここに、《僕》の、合唱コンクールの時に打ち砕かれた「歌うことへの意志」が再び目>覚めたのではないでしょうか。
>あるいは、ここで《君》の歌の素晴らしさが《僕》の歌を引き出したのだ、と《君》に>重点をおいて考えるのかもしれません。しかし、そんなことは些細な事です。大切なこ>とは、《僕》の中に歌うことへの意志が眠っていたことにあります。そしてその自分で>押さえつけていた意志が、《君》の声を発端に、再生した。
↑
その通りです!素晴らしい洞察ですね!!もちろんコンサート会場で(僕)は実際に歌いません。心の中で(君)と同じ歌を歌いながら、(君)にエールを送っているわけです。同時に、僕の歌声(音痴のままですが)を引き出してくれた(君)に(僕)は逆に助けられもしちゃうわけです。
>ただ、表現から見ても、彼は《君》を見ているに「過ぎない」
↑
これはまさしく事実です。実際ご病気の方に対して、実質的には「見ているに過ぎない」ということはあります。心の中で祈ろうと、実質的には見ているに過ぎないのです。その上で(君)が歌っている瞬間だけでも(君)の気持ちや置かれた状況を推し量ろうとする(僕)の葛藤も描いたつもりです。
>この詩の主役は誰なのでしょうか……
↑
一人称で書いてますので、(僕)が主役といっちゃあ、主役ですが、(君)も主役ですね。これは読者が勝手に決めてくれればいいことだと思います。
>聴くのではなく、歌う側から見ると、こうも見える、と。
↑
嘯夜さんは、「歌声」を持っている方なのですね。努力でもある程度は歌がうまくなりますが、やっぱり素敵な歌声というのは天賦のものではないか、と思いますので、羨ましいです。歌う側からの視線は勉強になりました。ありがとうございます。
---2016/04/23 02:18追記---
---2016/11/19 17:14追記---
---2017/06/05 02:58追記---
---2017/09/29 05:23追記---
---2018/05/31 02:47追記---
---2018/10/17 03:33追記---
---2019/04/19 03:15追記---