記憶/たもつ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 由木名緒美 
- 殿上 童 
- あおば 
- 石田とわ 
とてもやさしい。
- 朝焼彩茜色 
- 乾 加津也 
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

記憶の誕生する瞬間へ行きたい
蝉をも、音とし
声も音も同義の場所を想定させます

影になるとすべてのものは
優しい形をしていました

視覚もおぼろげな状態のなかでは
優しい(形)という関係性は
作者自身に内在する芯のようなものとも思えます

「二色の列車」という表記は原体験でしょうか
特に根拠は示されておらす謎のまま置かれています
二は相対、自分と他者、あちらとこちら、色もそれでしかないと

どこまでいっても
私の記憶の中でしかないのに

収斂は分かりやすく、余韻を強調しています
このタイプは余韻にしか活路はないのか、と考えさせられます
いろいろ読めるのが良い作品ですね
- 夏美かをる 
- 久米一晃 
- AB(なかほど) 
- 閉店 
- ねむのき 

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