いつかこころが目覚める朝に/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 
怪獣猫少年ヨシヒロ。読み辛くて途中で止めようと思ったんだけど一応最後まで読んでみました。 寓話として考えた場合ここに登場する老婆の存在が気になりますね。唱えたお経の言葉も気になるし、猫ばあさんが何者であるのかも気になる。人を喰ってでも生きようとするヨシヒロは生命体には違いないのだけれど、ひょっとしたら老婆は猫神様の化身かもしれない。身勝手で与えられる餌を食べるしか能のない猫にはそれでも癒されてしまう。雌猫の神様なんて想像しただけでも見かけは悪魔だろうな。つまり千年万年と時代は流れ、いつかこころが目覚める朝にはきまって我々にも死が訪れる。いつの世にも誰かに受け継がれてゆく言葉の魔物。それには善良な囁きで我々に囁きかける悪魔、老婆の存在が欠かせない。撃たれるべき生ケモノの詩人ヨシヒロは死んだ。いつの日かきみや僕の下にも、ヨシヒロのようなわけのわからぬ頓死が訪れるのだろう…か 。 終わり



 
作者より:
アラガイさん … 僕としてそこまでのアレはなかった。
人は人、猫は猫で。
書きながらどこに落ち着くのかまるで判らなかったのだけど
(老婆なんて出てくる予定じゃなかった)
いまでもどういうことになったのかよく判んないんだけど(笑)
なんだろうかな
「逃れの街」とかああいう感じに近い印象がある、自分では。
しかし、読みづらいとこ読んでくれてありがとうございます。
僕は読みづらいと読まないタイプなので感謝です。

PIGGY IN THE MIRRORさん … これは嬉しい感想。
書きながら考えていたのは、日野日出志的な線だったんだけど。
どうもありがとう。

訂正履歴:
ちょっと改行ミスを直した14-7-7 17:18

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