作者より:
ポイント、コメントありがとうございます。
→アラガイさん
おっしゃる事はなんとなく分かるような気がします。晩年のピカソと岡本太郎の絵が見ていて心地良くないというのも分かる気がします。ピカソは何というか、嫌悪感と違和感を表現したタイプで、倫理的には良くないタイプの画家かな、という気もします。芸術家としては一流ですが。
娯楽と芸術を分けるのはなかなか難しい気がします。ドストエフスキーとかシェイクスピアは、娯楽的な面から見ることもできて、手塚治虫はそういう観点から上手い事をアレンジしています。でもおっしゃるとおり、生きていて、娯楽だけでは足りないと思う所に芸術が生まれる、という事に関しては全く同意します。
例えば、人は「お前は芸術なんかにそんなに凝ってどうするんだ?」と言います。ですが僕は逆の事を考えます。「あなたは人生なんかにこだわってどうするんだ?」。この二つの問いはこれから先もぶつかり続けるでしょう。そして芸術が勝つのか、人生が勝つのか、そういう事はまあーーーこの先に誰かが決めていくのかな、という気がします。つまり、芸術家は死後に生きるものである、と。やっぱり、芸術は人生を越えていかないと駄目なんでしょうね。そういう気がします。
そんな風に僕は思いました。