おいでよ、虫食いの予感 (かしゃ、かしゃ、ずるる)/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- Lucy 
うーん、惹きつけられて無我夢中で最後まで読みました・・・。
で、最後に残ったのはえー?うーーん…というような謎でしたが。
もう少し何かしらどんでん返しのようなオチを期待してしまったのは、
読者のわがままでしょうか・・?。
でもすごく面白かったです。
---2013/12/04 13:58追記---
- アラガイs 
影を喰らい続ける一匹の豚がいる。喰らい続けてはすぐに吐き出しまた喰らう。吐き出した奴の悪臭は庭木を通り抜け、おまけに絶命するようなカン高い鳴き声に俺はいつも怯えていた。陽を浴びて庭の雑草が不揃いに伸びている。おかげで部屋の中は薄暗いままだ 。豚は満足そうに眠っていた。腹を脹らませ細い目を閉じているだけかもしれない。仕方なく肩幅だけ道草を刈ると、風に乗って忍び込んでくる。ある時あまりの臭さに耐えきれず、俺は奴のお腹を蹴りあげた。ブヒー ヒー と豚は泣きながら逃げて行った 。

それからしばらくして雑草は昆布のように枯れた 。強い陽射しは土を乾かせる。ひび割れた底から塩の塊が吹き出してきて、何かがきらめいた。揺りかごの響き。垣根の外には艶々しい痩せた二匹の豚が仲良く歩いていた 。

※追記ブヒ^^


 
作者より:
松岡真弓さん ⇒ ありがとうございます。オチですか。うーん、僕としてはこれはキレイにオチた部類なんですよ…(;´∀`)いやでも、そういう意見もアリですよね。あっさりと言えばあっさりなオチではありますもんね。

アラガイさん ⇒ ブタちゃんにしたのはユーモア分の追加でしょうか、あるいは、ヒルナンデスの水卜アナのファンですか?僕は好きです(笑)そしてエンディングがありますね。揺りかご、とあるからにはハッピーエンドなんでしょうね。パラレルワールドで言えば、一メートルぐらい移動した世界の話って感じかなぁ。ありがとうございます(^^)ブヒ。

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