午睡/破片(はへん)
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- こひもともひこ 
- 阿ト理恵 
読みごたえがある作品でしたので、何度も読みました。ひらがなの柔らかいアプローチ。「言葉」がはじめて出てくる漢字。作者はこの「言葉」に翻弄され、戦っている舞台のまんなかから、重い想いが、たらん(とても効果的な擬態語)と、ともに意図せずともいとも簡単に白黒はっきりと、はじっこへいってしまう。感受性を麻痺させる眠りの中へまどろみを求めているともなく誘われてゆくのかなあーと感じました。
技巧面においても、ひらがなと漢字を視覚的にも心情的にも、とてもうまく使われているなあと感心しました。 拙い感想で失礼しました。

- アラガイs 
思いつきの作品が多数を占める中、好き嫌い、出来不出来は別にしてこういう熱量を帯びた作品には応えなければならないでしょう 。
「午睡」とは風によって運ばれる忘却、時にさまよう風媒花のようなものでしょうか 。冒頭から再びやって来るやわらかなひらがながそう感じさせてくれます 。 厳かかに響く葬送をイメージされたもの哀しい鍵盤の音色は、しかし何故か日射しを浴びて暖かい 。
あなたへと呼びかけられた問いは、永遠と律動を無慈悲に繰り返す意思の無い自然からの応え 。
哀悼。モチーフはやはり震災にあるのでしょう。
虚無感が漂う。午睡が目覚めたときによみがえる瞬間の記憶。夢にみた揺れ動く音の響きは生と死の間を忘れるようにまた暖かい 。



- 左屋百色 
かわきすぎて、

る。

そこがいい、

のか。

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