以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- - あおば
- - hossy
- - 山人
- けっこう羽ばたいてるじゃないですか
- - ブライアン
- ある民俗学者は「私の体験は、25年という時間とともに、忘れ去られていった。残ったのは言葉だった」と書いた。
彼は25年間待っていたのだ。言うべきか言わないべきか、と。
そうこうしている間、残ったものは言葉だけだ。もはや、語ること以外は出来ない。
そしてついに語りだすだろう。だが、かつての熱狂はもうない。
少なくても、ごった返す群衆の中、ひきつけられるだけの熱狂は。
ただ、彼が気が付いたことは、忘却からしか言葉は生まれなかった、ということだ。
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