作者より:
NIFTY SERVE FCVERSEの合評会兼、文学散歩である「顔面会」で、「モツは食べられない」と言ったわたしのことばに、片野晃司さんが「どうしてか詩に書いてください。読んでみたいですー。」と仰られたことにより、なんとか書いた詩です。どうして合評会参加を断念したかと言うと、作品を書いただけで夕鶴的に力つきてしまい、出掛けられなかったからです。(確か)
書いていたから良かったのですが、天彦五男さんが亡くなったことを知らず、お葬式にも行けなかったのですが、行けていたら、天彦さんと同じ気持ちではないかもしれないけれど、お棺に入れて連れて行っていただきたかった詩です。「天彦五男詩全集出版記念会」も終わり、結婚披露宴のような華やかさでありましたが、次は、本当に気持ちのある人たちだけの会になると思うので、最後の打ち上げ花火として、天彦五男さんにこの詩を捧げます。そこここにいらっしゃると思ってはいるのですが、便宜上(それも大切と天彦さんの教え)、合掌。(-ノ-)/Ωチーン
00483/00596 YIB01036 萌木 碧水 流れ る / 萌木碧水 自注
( 2) 97/07/25 21:59 コメント数:1
自注です
「流れ る」は、前回顔面会でわたしがモツを食べないわけについて話題になり、
絶対書きません!と断言したのですが、チャレンジしてみました。
合評会に提出する予定だったのですが、体調不順から参加が危ういので赤の部屋
にアップさせていただきました。
1997. 7.25. 萌木碧水
---2010/09/30 19:30追記---
ポイントいただきありがとうございます。
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羽根さん
> 行間というか文章の構成が良かったです。
ありがとうございます。6月末の顔面会で片野さんに言われたのだと思うのですが(その前かもしれずはっきりしないです)かなり時間をかけて書いています。言葉になるまでも時間がかかったのですが、言葉になってからざーっと書いて、「この気持ちどうしたら伝わる」と、一文字一文字の配置を、心臓外科にでもなった風に、神経を詰めて決めました。
処女詩集にはこの手の詩はのっぴきならない事情で収録せず、大人しい詩ばかりにしたのですが、それでも「人を不愉快にする詩集を出すな」というお手紙もいただきました。
第二詩集を出す時に、収録出来なかったこうした命の詩を入れるべきか、第一詩集後の詩に搾るべきか、出す時に、お願いしたい出版社の方に相談しようと思っています。縦書きでの配置修正をしたデータはもう作ってあります。入れない方がいいだろうという話になりそうですが、こういう詩は「詩人のシゴト」なんではないかと、思うわたしもいます。
コメントとポイントをいただきありがとうございます。
乾 加津也さん
> いやこれは。生を直視する力たるや・・・
悔いですね。流産は母体の責任だけではないといいますが、「女は弱しされど母は強し」なんて、このころ働いていた会社の新入社員挨拶(自分が新入社員の時)で言ったりしましたが、トイレの緊急ボタンを押して、もう一度お腹にもどるんじゃないか、お医者様だからなんとかしてくださるんじゃないかとか、ありえないことを思っていたのかもしれないです。既にそこから先のメンタルケアに入っていたのだと思うのですが、「今回のことは残念でしたがまだ人になっていなかった」と、苦しいところですが慰めてくださったのかもしれません。夫や母は解剖した細胞を見たかもしれませんが、わたしはそれきり、知らないどこかに供養されてしまいました。最後など、八つ当たりのようですが、今度あったら(さすがにもう子育ての自信がないですが)せめて、呑むのは胃液で溶かされる時に苦しいかもしれないので、抱き上げて生まれた子供のように頬擦りや、おっぱいにつけてあげたいと思います。この詩を書くために向き合うことが出来たことで、乗り越えられたのかな。そういう意味でも、片野さんに感謝しています。
コメントとポイントをいただきありがとうございます。
---2010/10/04 08:36追記---
るるりらさん
> コメントを読んで この詩の背後には 詩人どうしの温かい関わりあいや、悲しい経験があることを理解しましたが、
>
> 冒頭の語の冷たさや ゲンバク ヒロシマと比喩された時点で、
> たいへんもうしわけないのですが、広島に育ったわたしには 受け入れがたく感じました。たいへん悲ししゅうごさいます。
我が身に起こった惨事が世界レベルの惨事と同等に思えたのです。「個人的なことで次元が違うでしょう」という批判があることはもちろん了解しております。
コメントをいただきありがとうございます。
---2010/10/13 22:11追記---
数回のコメントと私信をいただき、初回のみ返答し、あまりにしつこいので片野さんに迷惑メール通知を
し、それでも来るので、読まずに削除しましたが、あなたの仰り用は『偽善事業』の典型です。今後、
面識の無い方への私信に返事をしない方がいいのかなとも考えています。
詩の世界から、そうした嘘の優しさを排除したい、それがわたしの思いです。
2013/9/19追記
2010/10/13 22:11追記は削除しようかと思ったのですが、同じシチュエーションになればまた同じことを言うと思うので、残します。一緒に背負ってください。正解はありません。やな感じですが、板に出ていることなのでこんな風でごめんなさい。