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私がかなしいのは
海が波立つからではない
海が波立っているのは
私がかなしいからではない
あまりに遠いところから注ぐ
あまりにも薄い光を反射して
波がしらのひとつひ ....
誰かが出ていった
後ろ手にドアを閉め
光の紙面に輪郭を焼き付け
誰かが出ていった
窓の外で知らない鳥が鳴き
鍵を開け
重い抑圧から君を逃がし
振り返るこ ....
歩いても
歩いても
前へ進んでいる気がしない
そんなあたしは
焦っている
焦っているから
後ろ向き
たぶん守りに入っている
なぜ
いつから
見失ったのか
今日 新しい ....