子どもだから知らない漢字は飛ばしてもいいんだよ、漢字ドリル斜め折りして目印をつけたページ、「大切な」を十回書き写して、[音読しました]に丸だけつけて、手のひらの外側がすこし黒くなったまま誇らしげに食卓 ....
それは中毒性がありますといわれればきりがないし
さいしょから栓を抜いてしまえばいいだけの
それだけのことだったけど
すうねん前から君もわたしも
もの哀しい空気で肺をいっぱいにするのが
習 ....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ ....
(しらないドアノブはしらないひとが回すから、わたし手も握ってあげない)未満ちゃんは、ひとことダイアリーでさえ、このツン。(1日放置プレイしたドアノブのところへ結局こっちから会いにいってしまった)で、 ....
美学とは通りすがりの余韻です
うかんむり招くは窓に存在のひらかれたこころひとりふたり
日曜日尖った文字がほどけてくきみのあくびが伝染するの
もりのおくかくうのさかなレンアイのうみますたまご ....
まどみちおさんの訃報に泣いている場合じゃない!ので、。ちょっぴり、あわい思いでなんかをですね。恥ずかしながら書いてしまうことにしました。
たぶん1996年頃です。フォンレター送りました。まどさんへ。 ....
というわけなのに、弱々しく羅列してみるだけです。敬称略式です。あしからずであります。
なんたって最果タヒ、絶対に最果タヒ!
しもつき七、未満ちゃん、魚屋スイソ、手乗川文鳥、簑田怜子、井上法子 ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで ....
この街全体を見下ろすにはあの廃ビルをのぼればいいんだけど、のぼっても見えるのは廃ビルそして廃ビル、だってこの街はちょいと昔からビルの墓場だから、人々はこの街を離れて新興住宅地の一角、小さな庭付きの家で ....
転校生のせなかをおした水曜日、わたしが階段をふみはずすのは決まって水曜日、わたしたちきっとA子になる、被害者A子なのか加害者A子なのかは誰も知らない、未来だってまだこしらえてないってのに
上履き ....
夜がしのびこんできた、体内に、夢の続きがみたくてごみ箱をあさった、夢のなかで、あんたの首筋から鎖骨にかけてのへこみに野花を飾って、希望とかなんとかについて語るわたしたちの唇に寂しい思いをさせないように ....
いま、きみがつまずいた場所から
ずっと、とおいさきで
誰かがよこぎったあとなら、
言葉は、なにげなく
肩ぐちからほどけていく
雨降りが並んだ日に
三叉路で立ちどまったきみの
とりがお ....
ともだちが予言してた、エリちゃんは爪が割れたらAV女優なるんだよって、それ、ほんとうだった。
教室でエリちゃんの爪が割れてほんのすこし血がにじんだ、エリちゃんは痛くないですよって顔をして ....
しょくぶつえんで待ってるねってトモヒロくんにメールしてから、リップクリームをいじくって遊んでた、半透明の、わたしこんなことばかりしてる、ゼリー状の、誰にも真似されたくなくて、真似しちゃったりぼんのむす ....
ひとひのあいだ
にはうたかたのひび
うたかたの中庭にはたかいさが
さかいめがえがいたえがたいゑ
ひらがなのなかには、♪らがうたい
ゑのなかには
し(たた)る
あ(まだ)れ
う(たた)ね
ふ(た ....
出来事の奇妙さに
不気味さに無機質さに
呪術に
気付いた時には
ザカリーは森の中
追いやられたと証明は出来ないけれど
優先順位を崩してまで
秩序から外れた
ザカリー
追い立て ....
Green tea.
友人の父親が死んだ。脳腫瘍だった。はじめは、ドカタの、現場仕事をしていて足場から落下したのだと。そこで彼は鎖骨を折り、CTだか、MRIだかの診断画像からその腫瘍は発見され ....
ちびまる子ちゃんを観てても
ちっとも平和にならないことも
平和通りとかも
ちっとも平和にならないことも
はぐれても
助けてもらえないことも
あれやこれやが歪みでも
ヒステリックになっては ....
先天の、
/腕を牽く。勾配をくだる白日。
現像されたばかりの陰翳、育つ造花。
水禍。渦を巻くあかるい幽霊たちの麓にて、
孵らずにはいられないあまたの埋火、
....
もうすぐ年末だというのに、大掃除もせず日の当たるベッドで
丸まっている彼女は来年41になる。
わたしの年齢の2倍より多く、3倍には満たない想像のつかない歳である。
彼女の夫はさらに15歳年上 ....
ほら、この前、君が
「私の詩を読んでみて」って僕にノートを貸してくれただろう?
それでね、さっき読んでみたんだけどね
とても酷い出来だったから、驚いたよ
だって、だってね
読み終わっても ....
今更思うことなんだけど、朝目を覚ますっていいことだよね。目を覚ますために朝があって、眠るために夜があるとしたら、それはとても幸福なことで。例えば、ヴォツニアヘルツェゴビナって君がつぶやいて、なん ....
せりなずな はくべら すずな、、、、あとなんだっけ、
新作はみずみずしいミントのフレーバーです 、
あきらめたガムのために 、
(すこしひえた夜だった)
ちぢこまってしまいそうなきみの街か ....
締め付けばっか気にしてるヘッドフォン
電波とんでんぜ凄かろう、さぁ見てくれよ
今日もポップな古参煩いこの歌でお前のあたまを殴ってくれるさ
歌詞がいいんだよね、なんて、後ろ歩きがださすぎる
....
熱をおびたからだが大地にめりこんで、しめった土にすべてつつみこまれたとき胎内とつぶやいた、声にならなかったけれど、それはうつくしいひびきだった。
胎内はわたしのなかにもあるんでしょうか?と受話器のむ ....
とろとろと衰えてゆく。水の滴る音。部屋の閾値が揺らいで、薄い膜が破れたかのように覗く自身の設定されたまなざし。ベッドに縫いとめたみずからの影に沈み、瞼裏の砂嵐に浮ぶ様々な影絵がしだいに君の顔貌にうつろ ....
動物園戦争がはじまったそうだ。くまとゾウが戦ってくまはみんな駄目になったそうで、どうしてくまとゾウが戦ってるのかは奴らにしかわからない、誰も知らない、奴等だってほんとうのことはよくわかっていないらしく ....
カモメが鳴いている。ゲームボーイが発するエイトビットの効果音に似ている。ぼくらのあらゆる体液を染み込ませたエロ本だらけのこの廃小屋が、蒸し暑い潮風を吸ってさらに膨張している。ぼくはかげろうの中にいる ....
子どもたちの語彙が拙いから。
とんぼ
だけど
車
高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
....
私は歓喜した。私は恋愛がわからぬ。私は非リアである。詩を書き、文学を読んで暮らしてきた。私は硬派である。コーヒーはブラックしか飲まない。そんな私が女子から一粒のチョコをもらった。オリゴ糖入りで頭がすっ ....
未満ちゃんさんのおすすめリスト
(35)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Mekakushi
-
佐藤真夏
自由詩
8
14-4-2
なんてつまらないんだろう
-
ざらざら ...
自由詩
10
14-3-28
ミルク色の病院ダンス
-
ざらざら ...
自由詩
13
14-3-26
【HHM2参加作品】ドアノブと未満ちゃんの事情
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
8+*
14-3-15
通りすがりの俳句トキドキ短歌たち
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
10*
14-3-4
どんなにわたしがまどさんをすきかかくことにしたぞう(泣笑)
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
15*
14-3-1
テレビのジョンを呼ばなくても、好きな詩人の紹介くらいしてみろ ...
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
7*
14-1-16
WORD+L=WORLD
-
阿ト理恵
自由詩
19*
13-9-9
君ら爆弾、かなり飛んでる
-
ざらざら ...
自由詩
6
13-8-16
カエルの親友A子
-
ざらざら ...
自由詩
8
13-7-21
空白になったら曲がれ
-
ざらざら ...
自由詩
10
13-7-21
Candy_Says
-
Debby
自由詩
3
13-6-13
エリちゃんの六月
-
ざらざら ...
自由詩
11*
13-6-12
17さいの夏の日はやっぱ無味だよねわらい
-
ざらざら ...
自由詩
10*
13-6-9
Oasis
-
阿ト理恵
携帯写真+ ...
10*
13-5-8
ザカリー
-
ゴースト ...
自由詩
4*
13-4-22
まだ生きている人に向けた四章
-
破片(は ...
自由詩
1
13-4-22
メルヘン・オブ・ザ・リビングデッド
-
ゴースト ...
自由詩
2*
13-4-22
albus
-
紅月
自由詩
2
13-4-6
彼と彼女の無口な食卓
-
石田とわ
散文(批評 ...
5*
13-4-5
さっき君の詩を読んでみたけど、とても酷かったよ。
-
北橋勇輝
自由詩
2*
13-4-3
街について
-
Debby
自由詩
5
13-4-1
ななくさ、風と春巻
-
さわ田マ ...
自由詩
4
13-3-24
だって歌ってそういう、遊び
-
しんとよ ...
自由詩
2
13-3-24
あるかないかの胎内
-
ざらざら ...
自由詩
8*
13-3-22
いつかこの雨が止む頃には
-
イリヤ
自由詩
3
13-3-21
魚が飛ぶ日は決まっている
-
ざらざら ...
自由詩
14*
13-3-17
エイトビット摂氏三十六度
-
魚屋スイ ...
自由詩
20
13-3-16
聞こえないうた
-
破片(は ...
自由詩
24
13-3-16
走れ私
-
コーリャ
自由詩
13
13-3-5
1
2