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【酒場にて】
俺のような誇り高い男はな…
そのとき彼は一段と高らかに笑った
そして転げ落ちていった
何処までも転げ落ちていったのだ
私は月明かりの映える窓際で
杯から転げる音を聞いてい ....
四番目の息が聞こえる。
父の息。
母の息。
私の息。
そして、聞こえる。
他には居るはずがない誰かの息が。
まだ幼かった私は、父母に挟まれ、狭い二階の一室で、毎夜訪れる暗闇と遭遇してい ....
今日もひっきりなしに飛行機が通る
あの人だった人が外を眺めている
「沢山通るね」
あの人だった人は無言だ
体の何処からも表情が消えている
きっと見えないものを見ているのだろう
部屋を見渡せ ....
平瀬たかのりさんの宣井龍人さんおすすめリスト
(3)
タイトル
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カテゴリ
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日付
還暦小詩集
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宣井龍人
自由詩
19*
15-10-3
四番目の息
-
宣井龍人
自由詩
19*
15-4-17
あの人だった人
-
宣井龍人
自由詩
11*
15-3-15
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