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伝えてしまったら
何をしたらいい?
愛したら次に
何をしたらいい?
受け止められたら
どうしたらいい?
魚は三枚におろして
下ごしらえして
お醤油とみりん
天日に干して
好きはただ ....
ジグソーパズルに迷い込んだ
僕の愛だけ見つからない
空には無数のマシュマロパイ
僕ら楽しい遊びをしてただけ
少し夢中になっただけ
長い睫毛の未完成な君
開かない筈の門が開いた
さよならの ....
色は黒いが蝿ほどは大きくはない
主菜の皿の傍らで翅を休め
じっとしている
我が家はドアも窓も締め切ってはいるが
何処かの隙間から匂いに釣られ
入ってしまったのかもしれない
もしくはきっと見 ....
いつも言葉は先に途切れる
それは相応しい形をまだ見つけられないからではない
まるで全てを知らなかった時代に戻る
私たちは思い出す
始まりはいつも懐かしいものだと
私は確信する
いつ ....
昔ステージで歌ったことのある歌に出て来る女の子の名前が何だったのか思い出せなくて海に溺れて助けを呼んでいる夢を想像して好きだった人の顔を忘れようとしている悲しいでしょそんな歌なのよ悲しいでしょ悲しいで ....
波を見ていた
波だと思った
黒い人影
波でしかない
その人は
波になろうとしていた
波になりたかったのか
ずっとそうだったのか
わからないけど
その人は消えた
波になった
だから ....
水平線のそこから上は
鳥たちのかつて見た夢で埋め尽くされ
彼らはそこを掻き分けて進まなくてはならない
なので鳥は決して落ちることがない
夢が助けてくれるのだ
もしくはその浮力で
落ちること ....
お腹が空いてたのと違う
カメラを飲み込んだ
中から見てみたかったの
街が見えた
雲間から郊外の都市
大きな屋敷に
迷子の子供
翅を失くして
逃げ出せず
助け出した消防士の
腕に ....
狭い入口だった
石畳の階段
座っていると
まるで通せんぼしているようだった
黒い猫と遊んだ
長い髭をたくさん持っているようなので
ひとつ頂戴と言った
猫はくれなかった
「ソゥリ ....
心のようなものを失くした
裸になった
代わりに心になった
裸足になった
切なくなって
よろしくと言った
はじまりはいつもびぎん
じっとしていた
ヨーグルトになった
甘くなくて、懐 ....
あなたみたいにゆっくり生きられたなら
そう呟きながら
その細い指先摘まんで額に押し当てる
ひんやりとした感触が
あなたの優しさなんだとわかる
私の指はどうやら幸せを掴むためじゃないみたい ....
平瀬たかのりさんの妻咲邦香さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
好き
-
妻咲邦香
自由詩
6*
23-2-14
トゥーピース
-
妻咲邦香
自由詩
2
23-2-7
糸切り鋏
-
妻咲邦香
自由詩
2*
23-2-6
はじまりの言葉
-
妻咲邦香
自由詩
2
23-2-4
ドレミ
-
妻咲邦香
自由詩
2
23-2-3
波
-
妻咲邦香
自由詩
1
23-2-3
老婆
-
妻咲邦香
自由詩
3
23-2-1
胃カメラ
-
妻咲邦香
自由詩
2
23-1-31
石畳
-
妻咲邦香
自由詩
1
23-1-30
はじまりはいつもびぎん
-
妻咲邦香
自由詩
4
22-9-18
ペイスリー
-
妻咲邦香
自由詩
9*
21-1-27
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