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ゆっくり上がって
ゆっくり下りる
破綻のない円を
描き続ける密室の中
あなたと向かい合った
あなたが指差す方向に
ひきつった笑顔を向けながら
まだ信じることが下手だったわ ....
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる
オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く
....
平瀬たかのりさんの夏井椋也さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
観覧車
-
夏井椋也
自由詩
12*
24-6-30
食卓に朝を置く人
-
夏井椋也
自由詩
14+*
23-7-15
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