すべてのおすすめ
いつまでも鳴らないチャイムがあるとして今ぼくたちがいる長い放課後









約束を守れば破ることができないのバイバイ昨日のぼくら


ばらまいたマイナス+ ....
{引用=その靴は履かないけれど捨てられないロボットの足音が聞こえる}




バイテクで創った人魚抱きかかえ海へ駆け落ちロボットの恋



風俗に生身の女消え果ててロボット小指を切り ....
春風がごうごうぴゅーとやってきた激しいような優しいような



雨降りの急行列車に花びらが季節はゆっくりゆっくり過ぎて



北からの夜行列車はトンネル出すれ違ったよ桜前線


 ....
便箋の字面に溶けた君の息 獣のかおり 熱っぽくって

和尚の目に浮世のひかり瞬く夜ナナナナナーナおれは彼女を

黒猫は媚薬を舐めてしなやかにふたりと海を飛び越えてゆく

「こんな事してあれ ....
このコインの桜をじっと見てください あなたはだんだん春になります



失踪は春の間に すれ違う人がよそ見をしているうちに



肩と肩近づいていくまだ雨はそうだね雪のにおいがするね
 ....
鱗粉を撒く蝶々を姉が追い
便りもとうに絶え果てて、二月

珈琲の苦さも世界のおしまいも二月の書棚に封印されて

死してなほ国歌と定めし
{ルビ売女=ばいた}をば二月の空に弔う君が代

 ....
きみが目を閉じても風は草原を夜空を海を旅してまはる








涸れてゆく泉にきみの瑠璃色の絶唱とわに不滅の予感


雨の駅、雨のバス停、雨の庭。きみが ....
{引用=僕らって何億個もの細胞を失う為の焼却炉だね
                          ピッピ}

                                


天 ....
{引用=光に向かい その光で自分たちの闇を照らす
   私たちの音楽だ すべては私たちの音楽だ
               by JEAN-LUC-GODARD『NOTREMUSIQUE』}
 ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡



(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
 ....
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
トランプをきるのがうまい手品師の名刺がころころ変わるのはなぜ?


テーブルに咲かせてしまった薔薇だから血にまみれつつ手に取る醤油


この剣をここに刺しますこの剣はここに刺します あら不 ....
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機


あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる


気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ


つま ....
乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ

光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける

運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり

夕暮れに彼女の髪 ....
背伸びして飲んだ{ルビ珈琲=コーヒー} 背伸びして聴いた深夜の米軍放送


本日のワインのようにおごそかに東証一部平均株価


満潮の時刻は過ぎてまた一人行方不明の遺体があがる


 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文 ....
何枚も空の写真を撮り続け
違う空だと君は言うけど
恋を知り少女がひとり懐かしむ灰をかぶった安寧の日々


階段の踊り場の恋は吊り橋の上の恋よりまことしやかに


12時で魔法は解けて ここからは本気であなたを落としにかかる


ラン ....
ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で


消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた


きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣

 ....
明け方に氷の雨が降り注ぎ僕の帽子は蜂の巣になる

明け方にwww(ウェブ)で出会った人達は全員同じ顔をしていた

ドアが開き誰か来たかと思ったが猫が一匹立っているだけ

「あ、鼻血」 ....
もう大人になった気がして二本足で立つことにした誕生日


「生命線を持って生まれたかった」スクラップされていくロボット


大福だと思って食べたら素甘だったという悲しみを背負う
 ....
漆黒の派手な呪文を唱えたらポップコーンは胸にぽろぽろ



あかきいろきみどりみどりあおぐんじょうお目目ぱちくりコズミックガール



遊園地ポケットティッシュピンク色ガールスカウト整 ....
ガソリンスタンドで働く父のために埠頭で釣りをする母


サンドウィッチにはさまれたクラゲがただ干からびていくのを待ってる


ヒツジの皮を被ったケダモノだが牙はすでに抜かれてし ....
サッカーが終わった校庭椅子ぽつん冬が座って海を眺める


むらさきの枕の中に手を入れて風はいないと泣くよ午後2時


さんずいの一番下が気にかかるホームシックのウサギは入院


コタ ....
「男なんて男なんて男なんて」スカートに泥跳ねてるオンナ

「メロンってあるラインから不味いよな」あるラインから男になる筈

安っぽいライトを浴びて身体売る僕んちへおいで夜店の金魚

久々の ....
満開のころに降る雨いつもいつも恋に似たものすべてはかない


なんとなく聞こえる卵の殻が今割れた気がする恋人前夜


自転車であなたの街に着く前に五月の風に抱かれるわたし


たくさ ....
きみがまだ少女の頃はぼくもまた少年だった すれ違う駅


きみと向かいあって話した教室が世界のすべてであったあの夏


きみの吸ってたマルボロライトを吸ってみる吐き出す煙が重い七月

 ....
いつまでも辿り着けないきみがいる村の名前も思い出せずに


寒村に降りだす雪の音階で深いねむりに落ちる 失恋


村々が燃えてゆきます雪の夜ひとつの火の粉とゆう名のあなた


赤い傘 ....
大声で花粉症の話をするおとなになどなりたくなかった


雑踏でふと耳をすます。どれが僕の足音かわからなくなる。


工事の人が標識と同じ格好になった。さっき一瞬。


ゾ ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ


僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった


たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
ピッピさんの短歌おすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
屋上日和- 本木はじ ...短歌906-4-10
ながしそうめんリフレイン(ロボ短歌)- ふるる短歌11*06-4-4
ながしそうめんリフレイン_とおまけ_(桜の季節)- ふるる短歌12*06-4-2
【短歌祭参加作品】ナナナナ- たたたろ ...短歌6*06-3-31
春催眠- ソマリ短歌9*06-3-7
「MIX&REMIX」__二月のうた- 山田せば ...短歌706-1-30
不和誘導- 本木はじ ...短歌32+05-11-26
Aquilo- 本木はじ ...短歌9*05-11-20
NOTREMUSIQUE- 本木はじ ...短歌1405-10-25
ここでは宇宙を- ふるる短歌50*05-10-19
殻ー(XXXI)- 本木はじ ...短歌1005-10-5
トリックスター- 本木はじ ...短歌805-9-30
星屑ろんりねす- 本木はじ ...短歌1405-9-14
月を目指しているのはぼくのほうだった- nm6短歌705-9-13
月下のラジオ- 角部屋短歌205-9-7
アポロチョコ、青い月、雫する朝、筒の声。- 短歌13*05-8-31
空というパーソナリティ- 短歌405-8-14
ガラストゥ_ガラスヒール- ソマリ短歌13*05-8-10
六月は雨- 本木はじ ...短歌1705-6-9
サイレンの丘- シアン短歌405-5-31
二足歩行- バカ男短歌1605-5-18
ながしそうめんリフレイン・(色や絵/その他)- ふるる短歌10*05-5-17
飛翔- バカ男短歌11*05-5-16
ながしそうめんリフレイン・(私の好きなあれやこれや)- ふるる短歌4*05-5-16
好きってどういうことなんだっけ- ふるる短歌5*05-5-11
TOMORROWNEVERKNOWS- 本木はじ ...短歌905-4-10
イエスタデイをうたって- 本木はじ ...短歌17*05-4-5
春の廃村- 本木はじ ...短歌605-4-1
春と呼ぶにはまだ早い日- バカ男短歌9*05-3-30
誕生- バカ男短歌23*05-3-25

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