「なるべくよ、まったく{ルビ平=た}らになった{ルビ机=つげぇ}にほら、こんなふうに{ルビ血=トイ}を{ルビ落=ロッ}としてな」
-神鳴りした人は独特の口調でとうとうと私達に比向かいの説明を始め ....
1、
肥料袋が
日を浴びている休耕地
目の詰まった麻布を
砂地と見ちがえた蝶が
飛びあぐねたまま雲は過ぎ
菜の花の花粉を
集めて回る音
ひと気のない路地裏には
魚の血を洗う匂 ....
ひどい噂だよ
君に降りかかる
言葉は見ちゃいられない!
すべての悲惨な言葉は
嘘だよね?
誰かが作って、誰かが使った
それだけのことだよね
巨人が振り下ろす拳が
僕と君の
....
「なるべくよ、まったく平らになった机にほら、こんなふうに血を落としてな」
-神鳴りした人は独特の口調でとうとうと私達に比向かいの説明を始めた
「鏡台をな、ヒノキでな、柱にしてな、部屋に ....
本当は完結したなりにしておこうと思っていましたが、今回のシリーズを読んで下さった方々のために幾らかの説明責任がある気がずっとしていました。そんな訳で蛇足を足し添えておきます。
....
来なよ
家、片付いてないけれど
これから片付けるよ
半年前に燃えちゃった家だけど
お茶、用意するよ
ガスと水道止まってるんだった
大丈夫、井戸水汲むし
火をおこすのは得意です
....
商店で見た山崎パンの
バターケーキが豪華に見えた
電話ボックスに置かれた缶コーラに
毒が入っていたニュースが怖かった
ユリゲラーがスプーンを曲げたかと思うと
あのカルト教団の教組が宙に浮いて ....
なんでっていわれても
わかんない しらない
まるで壊れるために生まれたみたい
なんて言われたっていいよ
もう、ずっとずっとどうでもよかった
ゲロ臭い服を着たまま
君の部屋抜け出して ....
「大東亞戰爭に就いて」という文章で白秋は「 詩歌を以て愛國の至情を獻げ得る我がこの職分を思ふと、血湧き肉沸る思がする」と言い、戦時に歌を詠む心構えを説いています。
{引用=「短歌表現の限界といふ ....
詩ですべてにおいての表現が許されるのだとしたら、
詩はただ個人のためにあるのだともいえる。
個人が自分のために書いた詩など、
誰が読みたいかと思われるかもしれないが、
他人が他人のために書いた ....
はじめに昔話で恐縮ですが、二十年以上前、パソコン通信のニフティサーブ時代の『現代詩フォーラム』でのことになります。
フォーラムに投稿された他人の詩句を並べ替えて、そのまま自分の詩作品として投稿した方 ....
パチ屋に行って7K突っ込んで負けた(´;ω;`)
日々を消費しているだけだ。
朝顔にとってはどうか。
枯れゆく今を輝いて咲いているではないか。
私はどうか、
すべて我慢の上に成り立っている日々の廊下を
ただ走り抜けているだけ。
....
詩が書きたいのに書けないという病に陥ることがある。しかし、締め切りがあるわけでもなく、誰も私の詩を待っていてくれる者など居ないし、金銭的価値もないだろう。
私にとって詩とは何だったのか、と考える ....
わんは、ててんなかでもう気の腐るほど暮らしとぅ。いやんな、そいなことがいくつの年の繰り返しだか。何かが過ぎるということは、どうもわからんね。そいは猫がわんの前を何回で通って、ぐるぐる回ってを数える気も ....
みんなうんち或いは
「少なくとも俺は」
....
二元論で交わしてる
冷たい僕らの関係に
尻尾縞々の猫が水をさす
なんだかあんたらは
拒絶し合うように言葉を選んでる
ニャー
猫の言葉はわからない
雲って知ってる?
空にあって
....
亀は死んだ
私にはもう信ずべき
亀はいない
遠い昔
亀は私に生きるべき道を
示してくれた
それは貝殻ヌードだったり
サンタフェだったりした
しかし、貝殻の向こう側にある ....
人と接していると、時にその人の中に自分を見る、ということが起こり得ます。人というのは往々にして、というよりもしばしば相手の情緒やふるまいに合わせた行動の仕方をします。その時、相手が自分の思考や思惑に ....
最近は
朝の寒さが和らいできて
冬がすっかり死んで春が来たなと
そう思う
死んだという荒いワード ....
雑記
年度別現代詩フォーラム・ポイント順文書リスト歴代第一位/TOP100 (2003~2020)
(尚、リンクは各年度TOP100であって、作品そのもののアドレスではない ....
朝吹亮二 慶応義塾大学教授
天沢退二郎 明治学院大学教授
鮎川信夫 英米文学翻訳家
荒川洋治 愛知淑徳大学教授、紫陽社経営者
安西均 朝日新聞社勤務
安東次男 高等学校教諭 ....
こどもはこどものまま
おとなになるんだよ
おとなになってもこどものままで
きっと泣いているんだよ
ほら ちんちんが笑っているよ
しなびた顔が鏡にうつっても
ほんとうはなにも まなん ....
世の中は日々変化します。
私が長年愛用してきたガラケー(ガラパゴス化したケイタイ電話)も、
あと二年ほどで使えなくなるそうです。それで、「早く買い換えてくだ
さい」という催促が、ケイタイ会社 ....
たしか
あの頃のボクは
人混みに紛れながら
孤独に苦しみ
絶望していたのだ
星さえ見えない
昼間のような夜の繁華街で
ビルとビルの間を行き交う人々が
楽し気に見えて
何もかもが羨 ....
{引用=古いパソコンのハードディスクを整理していたらおよそ9年前のこんな文章が出て来た。当時ぼくはホームヘルパー2級の資格を取るため、地元にある「やすらぎの園」という特別養護老人ホームで実習に行って ....
左手で何ができるか
考えている
終わらない季節があるのが
どこだったか
どんな街だったか思い出してる
左手でできるのは
右手をつなぐこと
なにか新鮮で見入っていられることが
本 ....
こんにちは、詩読と詩作を愛するネットユーザーの皆様。
先日発売されまして、ただいま全国の本屋さんに並んでる「新鮮小説 十月号」にて、牧村僚、睦月影郎、舘淳一氏ら当代一流の官能小説家たちと並んで、 ....
私はまだ出版できてない人間です。
ただ単にどうしたらいいか?
という迷いが解決してないだけ。
どこまで優柔不断なのか!
そんな人間が語ります。
詩を書いていたら詩集を作ってみたくな ....
読書、
ビール、
泣く、
怠ける
何もかもうろ覚え、
なのだけれど、
これは、原節子が好きなこと、だそうで、(だったと思う)。
それで、
僕はとても感動したのだった。
だ ....
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