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折れない筈の
芯の上に立ち
折れない筈の
心の平衡感覚を保つ
泰然自若の筈の
聴衆が
右へ左へと
弥次郎兵衛に誘われて
激しく揺れる
鳩が
似合わない声で
咽び泣く
....
一つ数えて 春を越え
二つ数えて 夏を越え
三つ数えて 秋を越え
四つ数えて 冬を越え
五つ数えて
軽く握る拳で
ポンと胸を叩く
吐き出した想いが
突如 目の前に現れる
誰に ....
秋の海は幻想的だから・・と
男が女に誘いをかける
秋の海は思い出が振り返す・・と
女が男を拒絶する
男と女が言い争う
互いに引く気もなく
男と女の口喧嘩が終わったみたい ....
桜守はいつも見ている
敷居の前を
週末に見慣れた木立
榎が化けた大欅が
獣たちを一瞬で覆い隠す
昔 此処が夜のしじまだったように
限りない静かがありふれていた
ダカラ思イ出ス ....
奥に仕舞い込んでいた未使用の
少し焼けてきた葉書の束
ふと 手に取り
書き始めた文字は
青臭くて齧るとまだ苦い
幾つもの文字を吊るしては
甘くなれと
この一つの息で長く吹き込んだ ....
元親 ミッドさんのsubaru★さんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
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日付
掌の上の弥次郎兵衛と壊れた鳩時計
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subaru★
自由詩
18*
13-1-29
ワガママな季節
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subaru★
自由詩
16*
12-11-6
秋の海と男と女
-
subaru★
自由詩
14*
12-11-2
あの大欅
-
subaru★
自由詩
10*
12-10-29
残暑見舞い
-
subaru★
自由詩
25*
12-8-31
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