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さよう に
増す
ばったり 

倒れこむ まつ毛

傘は 持っています から
から

きかせたい のでしょう
告げたい から
から

さよう なら
から から傘
鳴らされる時刻に
数え切れない まま
返らない

ちたり にたり

輝きに かぶさる 
すりあわせた 足

なぞるものが 
なぞれない 体に
さされ

乾いていく
はめこまれた
月 太陽
けれど 遠い所の土地だ

体でいけない場所だから
波おこして 乗るように
向かう

まわるカレンダーの
赤い丸は 
ボタンになっていて

指先から舟にな ....
正月中の 夜行列車は満席
故郷から 帰郷帰りの人々

暗い駅から ひとり 
座れないので
戸口のすぐ前に陣どる
会社は あさってから

荷物はひとつ
一晩中 立つのか
 ....
天野茂典さんの砂木さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
から_から_かさむ- 砂木自由詩4*04-11-21
無意味な壁- 砂木自由詩3*04-11-16
しずく_の_まどろみ- 砂木自由詩9*04-10-21
ずうずうしかったような- 砂木自由詩11*04-10-3

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