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君の居なくなった虚空を
ふんわりとした雲が 流れてた
何故だか 涙は 出なかった
何故だかは ハッキリしている
「喪失」でも「消失」じゃあ
ないからだ

それでも 繋がっていた  ....
カラーリングの話をしていた
オシャレなセレクトではなくて

まるっきし 白髪染めですよ
なんて言いながら

うふふ と 笑える 淑女に なりたい
心だけでも

黒色を 手放した髪は
 ....
中身が無い筈なのに カラカラと 音がする

これは何ぞや? と 呟けば
真空管の 声がする

チリリと成るのは 未来鈴

呼び鈴ですが 
明日への予備ですから
只今は 呼び出せま ....
心の熱が トンッと 小気味良く 跳ねて
トビウオになった 気分

飛魚って 空に雲の筆で描いたら
飛行機雲と よーい ドン

その笑顔 見えてる?
向日葵が 応える
花びらを 大きく  ....
白い 塊は 凶器
雪のように ふわふわと
笑ってばかり いられない

空を 見上げると
楽しいこと ばかりだと
教えられて来た

単純な 夜と
単純な 希望を乗せて
船は 走る
 ....
みんな お空を 眺めるの
今宵
楽しいことが 起こるのよって
パパも ママも 笑いながら
☆を 見上げたわ

私には 見えないの
視界には 入るのよ?
でも
哀しい 哀しい で
心 ....
昨夜 初挑戦した ワラビ
スーパーで 売って いてね

今まで ぜんまい ふき 山くらげ 
何れも 水煮を 購入し
煮物に したことは 有ったのだけれど

糸魚川産の 生ワラビが
透明 ....
良い車窓ってのは 
どんなんだろう

列車だから 車窓っては 呼ばないの? なんて
お門違いな 質問ばかり 重ねても 良いよね

景色と共に おバカ妄想ばかり 後ろに流して
どんどん 進 ....
くるくる 歪む 表情で
哀しみばかりを 連想しないで 下さいな

きっと 粘土
幾つもの顔は キミの笑顔で 作られる

大切な 笑顔を
何度も 繰り返し 見られるように

おどけてみ ....
阪急電車を初めて見た
宝塚には 未だ 行ったことがない

もしかしたら 一度 通過しているのかな
あの大きな橋は 何て名前だったっけ

一度だけの喧騒を 思い出しながら 呟けば
青い風船 ....
青い鳥を 眺めてる
倖せは 何処に有るのと 探しても
芽を凝らしても 水が無ければ 見つからず
如雨露 片手に ウロウロ うろろ

ウロロンと 嘆いてみても
倖せの 青い声には 届かない
 ....
何でも 半分こ
笑いながら じゃれ合う子犬を 連想しながら
何処かで眺めた表情を 
思い出している

一つずつ 分け合うことなく 繋いだ糸は
合わせると 強く なるけれども
少し 儚い
 ....
弾け過ぎた花びらの具合
あっち ひらひら
こっちへ ひらら

数えるのも 面倒になった
桃色の花びらは
空中で 踊る

青空に映えれば 最高の存在
山 滝 空気の色合いまで
感じら ....
フォースならば ボーリングの話
ホースならば 馬で
ツーリストならば 添乗員を 思い起こすダケで
駆け抜けた 覚えはないの 単気筒
四気筒 多分この漢字なんだろうなぁと言う感じダケで
 ....
人間 いつだって
便利に移行するときには寛容なくせに
一つ不便の階段を下るごとに
愚痴が増える生き物なんだねぇ・・・

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
写真 好きなの? と
未だに 聞かれる

焦らなくって 良いよ
待たなくって 良いよ

長いこと 不動の体勢で
ステキショットを 切り取る

ジレンマの先に 映る
ミラクル チャレ ....
ハイボールは 夢の味
含んだ途端に 下が高速回転し
イラナイ発言を 繰り返すので
トタンで閉じて しまわないと
非常に 危険な 飲み物なのですヨ

コニャックの文字で
必ずコンニャクのぬ ....
ちゅっ

と出来る存在は 大事だ
ちゅっぱちゃっぷす と
銅色のコイン一つで買えるチョコが お気に入り

あれっ あれは
何かの水にひたすと
最初の 煌めきが
元通りになるって 聞 ....
彼女位の年齢の頃 私は 
只管 ハンドルとマイク握ってたな
と 思い出す

彼女は 新しい情報を詰め込んで 世界観に浸る
それは 余裕が有るのかも 知れないな、と思った

私は この場所 ....
あなたには
笑わせたい 人は いますか

笑わせたいひと と
笑いあって いますか

笑わせたい はずなのに
泣かせては いませんか

笑いあった そのあとで
にじむ 涙の 話なら ....
倒れて来そうな 書物に埋もれて
雑学を
これでもか これでもか と
紐解く 瞬間

引っ張った 一本の 赤い糸に
間違って 締め付けられる

そんな筈は ないじゃない
そんなつもりじ ....
クリスタル
まるい ビー玉
褪せぬ夢

この次の
停車駅は
どちらかな

くるくる見渡す
ミラーボール

君に 聞かれた
ミラーサイトって
どういう意味?

それはね…
 ....
蝶が 微笑う
ひらり 乾いた土に 舞い降りて
一人 泣いた

ふわり 細い川で 雨宿り
ボンゴレの お家が 心地良い

私は いずれ 
咀嚼される 運命

その前に 赤い唇
 ....
走り出してから 周りを見つめたら
同じ速度のタイヤが 話しかけてくれるかも 知れない

止まっていた頃には 見えなかった 回転軸が
妙に 面白くて
互いに 笑いながら 進めるのかも知れない
 ....
窮屈さや 自由に非ぬ 気持ちを抱かずに
日々 過ごせている 私は
倖せなのだと 思う

一息 入れれば
自由から 我儘に 翻る
とも 揶揄される角度で 暮らしているのだから

そんな私 ....
舞い上がるな
舞い踊るな

花よ 蝶よと
天塩に育てて

真綿の風呂に
そっと 浮かべた

桜色の 笑顔
揺れる 戸惑い

眠気の中で
真実を 探す

モノクロの心を
 ....
万感の思いが たわわに実る場所は
南国ばかりでは 無いのでしょう

安息を丁寧に 縫い合わせて
絹の雑巾を 織り上げる

反物みたいに 重宝されるのです
手の暖かさを 思い出せますから
 ....
羽化する理由を知っているなら 
窓を開いた

心を閉ざしたままで 
呟く理由

聞こえぬことを 
知っているから

少しだけ 
唇を開けば

新しい空気が 
入り込んで来る
 ....
どうしようもない 気味の悪さを 感じながら
別のモノだと 勘違いしようと している

この 悪寒を
オカンのセイだと 変換してみたり
気味の 悪さは
君の割るさだと
右からの横顔にしよう ....
猫柳を白繭玉と詠む心粋に
椿のエキス トパッとかけて
蒼い世界を 注ぎ込むと
夕暮れが 完成します

早く 美しさを 愛でたいので
朝焼けから 参上するのは 目出度いか
ドバッと 欲張ら ....
芦沢 恵さんの藤鈴呼さんおすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
喪失- 藤鈴呼自由詩2*14-10-11
赤い色を_忘れた風- 藤鈴呼自由詩4*13-2-1
カラカラ- 藤鈴呼自由詩2*13-1-31
トビウオ- 藤鈴呼自由詩3*13-1-25
白い塊- 藤鈴呼自由詩3*13-1-24
☆のしずく- 藤鈴呼自由詩2*13-1-21
ワラビ- 藤鈴呼自由詩1*13-1-19
夫婦茶筅- 藤鈴呼自由詩2*13-1-18
歪む_表情- 藤鈴呼自由詩2*13-1-16
マルーン列車- 藤鈴呼自由詩3*13-1-16
ウロロン鳥- 藤鈴呼自由詩3*13-1-15
マスカラ- 藤鈴呼自由詩4*13-1-13
溜息と郷愁- 藤鈴呼自由詩3*13-1-10
馬旅行- 藤鈴呼自由詩2*13-1-7
不便の階段- 藤鈴呼自由詩5*13-1-6
一瞬の煌めき- 藤鈴呼自由詩2*12-12-27
コニャック- 藤鈴呼自由詩5+*12-12-19
ちゅっ- 藤鈴呼自由詩2*12-12-17
しあわせな_キセキ- 藤鈴呼自由詩3*12-12-14
笑わせたい人- 藤鈴呼自由詩11*12-12-12
締切- 藤鈴呼自由詩3*12-12-3
秘密_みつけた- 藤鈴呼自由詩2*12-11-30
況や_光をも- 藤鈴呼自由詩5*12-11-26
タイヤと一緒なら- 藤鈴呼自由詩5*12-11-23
揶揄される角度- 藤鈴呼自由詩4*12-11-20
真綿の風呂- 藤鈴呼自由詩1*12-11-18
たわわわわ- 藤鈴呼自由詩3*12-11-16
羽化する理由- 藤鈴呼自由詩4*12-11-14
左のホクロ- 藤鈴呼自由詩6*12-11-11
まゆだま- 藤鈴呼自由詩4*12-11-10

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