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忘れてしまった時がゆっくりと蘇る

もう鋭い片鱗も無い 優しく語り合ってゆく

巡り会うそして 慰めあって生きようとする者たち

そう僕たちは回遊魚なんだ 自由を酸素として 常に泳ぎ続け ....
町の外れの思い橋 誰を想って茜色 心を寄せた思い橋 泣くのをやめて通りゃんせ

日暮れのいろのこの身には 微笑みは遠く はれぼったい眼で見る世界は 素知らぬふりしているようで

通り雨の様 あ ....
僕はロボット 1953年生まれだ ガラクタを適当につなぎ合わせてできている
だが僕の父は天才科学者ではなかったので かなり杜撰な構造だがなんとか生きているさ

僕が生まれたのは三丁目の夕 ....
上野発の夜行列車に乗り遅れた時から 不忍池のベンチで夜を明かした ホームレスの気分
元カノから会いたいという連絡あり やけ棒杭はいまさら火がつくのだろうか

かつては大好きだったのに冷めてしまう ....
山の入り口からただ一つの一軒家を過ごして笹の攻める狭い道をゆく
獣でさえ通いそうなこの道で行く末を想う

知り合いはいない ただ一人 風はやや強いがしのげるほどだ

もう末もない人間が何を想 ....
僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだったら 居酒屋かコーヒーハウス ライブハウスとか併設したいもんだ

古道具屋もいいかな 俺に似合って ....
人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
ダミ声が響き疎らな拍手が起こる
ここはカラオケ酒場 僕の安っぽい人生だ 磨り減った歌詞を磨り減った人間が歌う
僕にはお似合いの場所 ここも例に洩れず高齢化が進んでいるが
今の老人はまあ元気だ  ....
あたしはしがないティーバッグ だれもあたいなんか見向きはしない
男に飲まれ味あわれて生きてきた 昔は跳ねっ返りなんて呼ばれてたっけ

あたいの味は出尽くしてしまったの 悲しいけれど もう恋もでき ....
草原を照らす月を眺めていた グレイハウンドバスはバーモントの月に似合っているし
僕に煙草をおくれよ まだポケットに残ってる筈さ ねえ君

僕たちは広いこの世界を放浪してきた 旅の終わりはいまだに ....
ギターは女のよう 心をこめなければ響かない
ギタリストはやわではいけないんだ 夜は長い

ときにしくじる事もあるさ ときにはね
でもねインプロビゼーションは最高 もう漏れそうだぜ

雨上が ....
僕の小さな幸福論

TSUTAYAでアランの幸福論を探した もちろんヒルティの幸福論でも良いのだ
幸福な気分になりたかったんだ しばらく味わっていないような気がするんだ

幸福は乾いた日 ....
小麦色の肌に濡れた瞳 花びらのような唇 流れるような亜麻色の
そんな君は夏の贈りもの

僕の目の前で踊っているのは やわらかな奇跡優しい愛の歌
しなやかな腰のくびれが 眼に残像を焼きつ ....
不思議なんて忘れていた頃 ときどき肩をたたかれる 遊ぼうよ あの頃のように
あんたはどうせ枠にはまれないさ だったらいっそ逸脱の限り 尽くしてみたらいかが?

なにも担保にならない 自分さえも  ....
北の果てのとある国 閉ざされた凍えた大地 流氷漂う暗い海峡
灯台の灯りさえ今にも夜に飲み込まれそうなそんな港街

幾人かの荒んだ風体の若者達が流行りのリズムにあわせて
からだを揺らせながら焚火 ....
ほどよく生きる 風にまかせて
古木のように悠然と大地に根を深くはりめぐらせて生きれたら
若木のようにしなやかにすっくりと空をめがけて伸びれたら
どんなに素敵なことだろう

でもいまの自分のう ....
遠くしじまを想う 夜がもたらすやすらぎ
優しい眠りの精のおとずれを待つ ラフマニノフの楽の音にのせて

しめやかにさすらう こころのままに
繊細なしろい指を想う 懐かしい夜のかおり

 ....
赤とんぼ 無数に浮かぶ 夕まぐれ
あの石切り場 遊び呆けて つまづいて
ちょっとこころをおいてきた
指切り忘れて ふりかえる

鼻水垂らしたあいつやら しょんべんちびったあいつやら
みんな ....
その神殿は太陽に向かって開かれていた 聖餐に若い処女が捧げられた

雨が大地を潤す頃 僕の大好きな人は太陽に嫁いで行った そこは太陽の王国だった

神話は陽光に満たされ 北国の花嫁たちが掠奪さ ....
日々これ漂泊青葱を囓るように凡々と淡々と過ごすのみ

辞世の句考えながらも生きてゆくはみだし者の生き恥晒し

対流する魂ばかりが浮き足立ってただばたばたと地団駄を踏む

木瓜の花心のなかに ....
遠くて輝いていた ちくちくと心に刺さってる
手の届かない哀しみが 僕を打ち砕く 苛まれる心で生きてきたさ
宇宙はとても遠くって 星ばかりが波のように漂っていて

君がそんなに側にいたなんて 想 ....
あるいは鯨の骨 沈殿物 太古の海辺
神殿の蛇 翼竜達の叫び 彫刻のまどろみ
忘れ掛けた部屋 壁にかかったタペストリー

美しく研ぎ澄まされたもの 日常を剥ぎ取る鋭利 独占された愛
失望の日々 ....
大切なもの すてられないもの こだわって
でも時はすべてを 風化させてゆく砂
眼に焼きつけた君の横顔 しなやかな指の運び 密やかな息遣い

階段の手摺を 君がもたれかかっていた重みを ちょっ ....
氷結の果て薔薇が粉々に砕け散るように君は振舞う
北氷洋に落ちた水夫のように僕は凍えているのだ
あるいはさまよえる鯨のように冷たい海を泳ぐのさ
冷え切った心は容易に癒されはしないさ

氷の華咲 ....
インディペンデンスを望んだ亀は地平線に向かって歩む
燃え尽きない幻想を追って疾走する夢を見ながら
彼に自嘲は似合わない悲壮がよく似合うのだ
孤独な亀は金色の月をのぞむそして嘆息する

世界は ....
揺れるツインテールまばゆい光の中で踊るそのままに
大好きなツインテール木漏れ日のように優しく

あの日の午後の坂道で出会った奇跡が嬉しいんだ
そうさ僕と君の時間が始まったんだよね

ツイン ....
コストパフォーマンスではない自分が欲しかった
でも生きるためにはある程度のコストがかかるが

父や母はその中からコストを僕にくれたんだっけ
愛情と共にねでも父はずるい
やっぱ女の子可愛いんで ....
人生において僕は様々な役を求められて来た今もね
もちろん卒なくこなせる人間ではもちろんないその対極だろう

何かと何かをアジャストすることで随分磨り減ってしまった感性を想う
アウトサイダーにな ....
最近疲れがとれない。
なんだろうこの疲労感は?

運送業なので確かに休みの少ない職種ではある。
もともと凧みたいなフーテン振りで妻にも離縁された駄目男ではあるが
以前はもうちょっと覇気があっ ....
遠くやって来た風が吹いていた涙が流れた
言葉を失ってさまよっていた時は流れて君に会えない
僕は風の中の塵涙が流れる君は遠い思い出
世界は今日も廻ってゆく音もなくね

時間はなんのため ....
夏美かをるさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(375)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い靴- 梅昆布茶自由詩713-7-21
通りゃんせ- 梅昆布茶自由詩613-7-21
昭和ロボット伝- 梅昆布茶自由詩1013-7-19
涙の連絡通路- 梅昆布茶自由詩1213-7-16
峠を超える- 梅昆布茶自由詩1413-7-14
古書店日記- 梅昆布茶散文(批評 ...13*13-7-13
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8
ただいまカラオケ中- 梅昆布茶自由詩913-7-6
ティーバッグの悲劇- 梅昆布茶自由詩1113-7-3
草原の月- 梅昆布茶自由詩13*13-7-3
ギタリスト- 梅昆布茶自由詩1513-6-28
小さな幸福論- 梅昆布茶自由詩2113-6-25
夏の贈りもの- 梅昆布茶自由詩1013-6-17
不思議の杜- 梅昆布茶自由詩1413-6-16
ギャング- 梅昆布茶自由詩1013-6-14
ほどよく立ち枯れる- 梅昆布茶自由詩1113-6-13
ラフマニノフの夜- 梅昆布茶自由詩1013-6-12
夕まぐれ- 梅昆布茶自由詩1613-6-9
太陽の王国- 梅昆布茶自由詩1013-6-7
青葱- 梅昆布茶短歌713-6-6
ずっとさがしてたもの- 梅昆布茶自由詩213-6-6
研ぎ澄まされた- 梅昆布茶自由詩713-6-6
遠く美しいもの___憧れ- 梅昆布茶自由詩813-6-4
絶対零度- 梅昆布茶自由詩513-6-4
孤独な亀- 梅昆布茶自由詩713-6-4
ツインテールな風に乗ったら- 梅昆布茶自由詩513-6-3
コストパフォーマンス- 梅昆布茶自由詩513-6-1
調整中- 梅昆布茶自由詩613-6-1
ある親父の日記- 梅昆布茶散文(批評 ...613-6-1
風のエトランジェ- 梅昆布茶自由詩513-5-30

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