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できないさようなら

縁側でひかりだけ

生きていてほしいから

さようならできない

ひとりで今から

ひとりで眺めて

ひとりで歩いて

がんばっていたんだ

生きていてほしいから

縁側でひかり ....
帰り道

向かい道

どれ位歩けば

どれ位急げば

しあわせ

なんだ


しあわせ

なんてあるかい

今現在と過去を

みくらべるかい

じぶんと他人を

くらべるのかい

しあわせ

なんてあ ....
ぼくは

いちばんひとりぼっちになる

ともだちなら絶交レベルの身勝手さだ

前に進もう

前に進もう

ごめんね

ごめんね

誰か

誰かもう

誰かもうぼくをひとりにしない

誰か

さよなら
 ....
月のまわりにおおきなわっか

誰かが

どこかで

いつの時代か

今日という日に

尊いなにかを為したのだろう


手をあわせたらしっくりきた

きっとそういうことなんだ


君の仕草に手をあわせる ....
雪国で暮らすものにとって
春の訪れの
このうきうきとした高揚感は
何とも言い表し難い
特別な喜びであると
つくづく思う

春はお祭り
なんにもない大地に寝転んで

耳をつけて目を閉じてみたい

風のおとひとつしない大地に

耳をつけて目を閉じてみたい


水の流れるのが聞こえる

流れるおとを嗅いでみる

肩のちからが抜けてゆく

 ....
わたくし獰猛な檸檬 チューニングするチュー      リップ
 いいかげんの はちゃめちゃさで
 いい加減をさがしてる


わたくし球体ですの 
清潔な球体の切り口 ビタミン ....
スキヤキ食べに来なさいよ、と入居者の方にまた誘われた。

ぼくは屈んでこのご婦人に笑顔を返す。

ご婦人はもうしかめっつらの真面目な顔になって午前のひかりのなかに消えてゆく。

ぼくの仕事は介護福祉士 ....
命は大切ではない

肉や魚を植物を

食い散らかして

なにをいまさら

体罰が照射して

自殺がこだまする


どう使おうか

この命ちゃん

なあんにも答えなくていい

どう貫こうか

この命ちゃ ....
きょうたまたま昔のともだちに会った

まえ会ってから何ヶ月か後に

家で暴れて四ヶ月ほど病院にはいっていたそうだ

それから四年くらい外に出れず

最近また外に出はじめた

ぼくはなんでか謙虚な気持ち ....
やわらかくて数学てきで

魔術てきで優しくて

木洩れ日ぐらい明るくて

モーツァルト369

だれにでもある光みたい


いじめも体罰もなくならないのだ

なくそうとするからふたをするのだ

峯岸み ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
裏切りには理由がある

理由のない裏切りには寄り添うが

理由のある裏切りには訣別する

それが自然なことなのだ

すべての裏切りのうえに雪が降る

雪はすぐ汚れてそのまま凍りつく

さあ、滑らぬよう ....
30年まえ観た映画と再会した

30年まえの日本だ

撮影現場の600キロむこうに

ぼくはぼくの轍を探していた

あの頃の湿度

遊園地の風

蝉のしたの日差し

ぼくはあの頃今よりもひどかった

 ....
こんな街の外れの路地裏で
こんな冷たい雨の日に
あの娘(こ)今日も
たった独りで
佇んでいるよ こんな時刻に
学校 どうしたのかな
制服姿で 大丈夫かな
明日までに乾くといいけど
突然 ....
欧州に向かう眼下に

薄くて冷たい鉱物色が広がっていた

女に尋ねると機長に聞いてまいります

しばらくして

シベリアですとのことだった

凍土に冷やされた大気が

そこよりもあたたかな場所を目指す ....
海と空の青がちがうように

ふたりの幸福もちがうでしょう

どちらも青です

どちらも幸福です

それってほんとう?

ふたりの幸福もちがうでしょう

海と空の青がちがうように


パンツ脱ぎなよ

 ....
あかちゃんの頃から 
ひそかやかに息づいている初々しい清水を
ゆっくりと 汲みあげ 
丸い透明な器にいれて窓辺に置く
水の中に虹を 見つけた

こどものころから 不幸せな場所にな ....
ききみみは みぎか ひだりか
自分でも わからなくなったので
るるるっと まわして ききみみをたててみる

まさか ほんとうに
つまり これは 透明人間になったということだ
 ....
奇跡のひと、

とはヘレンのことではない

奇跡のひと、

とはサリバン先生のことだ

私は奇跡のひとではなかった

奇跡を起こすまえに涙ぐむ

私はふるえる者だった


ヘレンは先生に7歳になるまえ ....
愛するひとの愛するひとを

愛する

てっとりばやい愛だ

そんなに一緒にいたいのか

高速道路に夕日落ち

そんなにそばにいたいのか

手荷物からお荷物に

愛する

愛するひとの愛するひとを
すべてのITシステムに信頼を

そんなキャッチコピーを見つめている

すすめセラミックス

そんなキャッチコピーも見つめている

疲れることがおーいーなー

そんなこころを持て余している


ウワサに ....
ポンポン雲が青空に

向かいのビルは墓標です

冬がなんぼか寒空に

墓標は死者の眼差しです


あかるい砂漠が

くらあく湿る

にんげんたちが

くらあく陰る

そうさグッバイ


ポンポン雲が青 ....
高台から 見下ろせば
雲が唸りをあげている
雲を突き抜けようとする 音がする
街の灯りは 木々の間からも見える
サイレンが パトカーが 消防車が 甲高い音が
地を這う

まだ ....
夕日を行く

東京の西の町を行く

選挙でまた

ひとはいっとき

応援する先を替えてゆく


その移り気と盲信のお祭りに

70年まえ

アメリカと戦った日本を見る


夕日を行く

つけ麺ジャイア ....
スカイツリーに昇った
天望回廊まで昇った



世界一の高さ
634メートルの
スカイツリー

「ムサシ」と
覚えるのだという



天望デッキの上にある
天望回 ....
人気の無い埠頭から望んだ街はただ灯ばかりが無機の光を放ち

まるで人間の営みとは無関係な顔をしているみたいで

かすかな海の匂いを抱いてそれでもふと
人を遠い空間にいざなって行く

僕に ....
満月と月に照らされた海面を見ながら若者と話し込んでいた

この若者と話していると月に照らされた海面がとてつもなく愛しく思えてくるのだった

満月が若者で月に照らされた海面がぼくだった

ぼ ....
赤茶けた透明な木々が

大きくて清々しかった

あの清洌の真下を歩く

歩いている

それが紙をめくられるようにちぎられる

ぼくは夢を見ていた

あのひとに昨晩

祖国の秋について話したからだろうか ....
月はあんなに高いのに

その真下しか海は光っていなかった

ぼくがこうやって命を使っても

世界じゅうを照らせないのとおんなじだ

ひかりはこの世の一部分しか照らせないのだ

そのことがぼくを静かにさ ....
多紀さんの携帯写真+詩おすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-8
- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-3-7
前に進もう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-5
月輪- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-5
- 小川 葉携帯写真+ ...413-3-1
耳をつけて目を閉じて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-24
球体の印象- るるりら携帯写真+ ...11*13-2-23
看取り(2)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1213-2-17
命ちゃん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-17
謙虚な気持ち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-2-8
モーツァルト369- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-3
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
すべての裏切りのうえに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-1-15
30年まえ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-14
路地裏の娘- もっぷ携帯写真+ ...713-1-14
シベリアから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-1-13
青い海- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-12
I_love_you- るるりら携帯写真+ ...8*13-1-7
ききみみ- るるりら携帯写真+ ...6*13-1-7
奇跡のひと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-1-6
愛する- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-1
疲れることが- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-12-20
墓標- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-12-20
一本のガランス- るるりら携帯写真+ ...9*12-12-19
夕日を行く- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-12-16
東京スカイツリー- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*12-12-13
夜の埠頭にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1212-12-8
切実な場所- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-11-30
あの清洌の真下- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-29
ひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-29

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