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そこでは ぼく と あなた と だけ だった
ふたり... 手のひらの 傷穴 を 帰って いったのは
日がな 窓の眼の まま いっぱいに
高まり 止んでは ....
月 星 を 必要と しないよ
陽光を 恋さない つれない 夜
あたりが 眠りの なかに あった 夜 に
茫洋な 空路から たましいの まなこたち が
目ざめを 見開 ....
はじまりにいて 終わりにいて
ぼくたちはくり返しsexをした
着メロが枕元で鳴り続いた
夜の中ではおっぱいはふわふわして
不安定で
ぼくは必死に酸素を吸い続けた
かのじょは二酸化炭素を ....
静かなひかりありました
わたしなにも言いませんでした
歩いていると辿り着きました
足下に打ち寄せてくる全ての波の約束を聴いています
ずっと前のところにはずっと前のことや
或いはずっと ....
空には幾世代もの飛翔した軌跡が
白く重なり
海には幾世代もの尾鰭の跡が
果てるともない波を繰り返している
そしてぼくらはときどき
幾世代もの記憶の上に立って
詩を書いていたりする
ち ....
夜は
雫を運ぶ
こぼれ落ちる
白い小粒
背中から墜ちそうになった
平行ではいられない
夜は
漆黒の中に有って
そそる姿
寄り道ごっこがもうすぐ終わる
無数の冷たい針が
多 ....
100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ
母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
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