すべてのおすすめ
子供の頃に
淡雪ひとつかみ
瓶の中に入れた
白い雪は
溶けて水になった
どこにでもある水になった
子供の頃
白い絵の具ひとつまみ
雪解け水の瓶の中に入れた
白い絵の具は
....
今日がなかなか終わらないで
あしぶみする明日がくさっている
あたたかいのは
泥だった
あたらしいものを食べたくて
舫いをはずしたのに
気がつけば
泥をさがしている
これは
....
消せない過去だから 寧ろ愛してやろうと思ったんだ
何時だって 唐突に思いだして 身を焦がすから
本当は忘れたいんだ 無くしたい
それが 出来ればナァ!
得意だと思っていた事 意とも簡単に ....
街でも人でも無いもの
そいつは
世界に現われる麻疹だ
個々の遭遇は視覚的に
準備されているので
魅力を増すためには
部屋とか街とか呼ばれる
外部へ行かなければ
かなりダメだよ
世界の歌のジャンルを図式化したとき
J−POPが入る余地がそこにないのはなぜだろう
とにかく それは 別世界のものに思える
つまり我々は 卑小な文化を持つ民族なのか
ミスターチルド ....
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一つ忘れることは
一つ自由になることかも知れない
我々は過去に囚われ
過去に生きているように思うが
想いは日々新しい記憶に塗り替えられてい ....
どうにも
こうにも
うにを食べたら
ども って
こも って
どこ が分裂したので
糸でんわ
も って
し
も
し〜ん
て
ねてる場合です
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月
寝苦しい夜の何処からか
微かに 悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと 水浴びをする
乳房のように膨らんだ闇
白い 流 ....
それは指きりに似ていて
元旦に引くおみくじのように
瞬間的な高揚感に近い
謎というほど難しくはなく
誰でも同じように持っているのに
ひとつとして同じものはない
君と僕に ....
飲んで騒いで
タバコ吸って
食い散らかす
そんな暮らし
昔の話ですよ
友達は子供が
いて忙しくて
連絡してない
テクノポリス
聞いて一人で
口を開けてる
勉強しなくて
....
カーッ カーッ カラスが
近所中に響き渡る声で
仲間に何か伝えてる
ピュー ピュー 小鳥のヒナが
か細い声で おかあさんに
ごはんをねだっている
ミャー ミャー ふけネコが
でか ....
僕は働いた
暮らす為に
汗をかいて
1日が過ぎ
会うのも
メールも
電話も止めた
時間が過ぎた
彼に会っていた事も
知っていた
20年後
君は僕を覚えていた
とろり隠れる お月様
卵白の向こう側
膜が薄すぎるの
紗を纏う 太陽が
眩しくないのは 当たり前
今日は 曇天だから
光の粒を 雪の欠片と 見紛う程に
新鮮パックを貼って
....
朝はもうすでに
生まれているのなら
明るいなんてどうでもいいこと
君は君でいればいい
私は私でいるから
だれにもはかれない価値を
おもわなくていい
そばにいて私が
全部きいてあ ....
おれの才能はただひとつ
きみをほんとうに好き、と
死んじまってからでも言えること。
玄関の横の向日葵の鉢植えの横で
腹筋しながら光っているのはホタル。
奴が男でも女でもどうでもいい ....
人の顔色を伺い
面白い事を言う
皮肉を言う
何が面白いのか
地獄のような毎日
いつ殺されるか分らない。
いつも怯え
いつも虐められる。
毒舌を吐き
人を怒らせる
愛がない
....
さてまず
ユークリッドの原論について説明しよう
コイナイ・エンノイアイは
こりない遠距離恋愛について
アイテーマタは
あいたたたっ、ちょっと待って
ホロイとはつまりふぉろーみーであり
....
暁の魔女との契約
どちらかが朽ち果てるときは
身も心も壊してほしいと
電波時計の正確な日時
流れ出す世界から放り出されるときが
必ず来ることを
僕も彼女も分かっていた
深夜零時と ....
ホッケーホッケー
アイスホッケー
絶対零度で皮がむけない
ホッケーホッケー
アイスホッケー
絶対零度で皮がむけない
ホッケーホッケー
いやね
ホッケー
....
デクノボウのまま突っ立っていた、あの日の青年。
谷底の闇でうずくまっていた、あの夜の青年。
人間を信じられなくなりそうな
分かれ道まで歩いてきた僕に
天におられる恩師の薄っすらとし ....
玄関の横の向日葵の鉢植えの横で
腹筋運動をしている奴がいる
奴が男なのか女なのかは分からない
(ホタルは、男が光るんだけどな)
分からないそいつは
無意味ともおもえる腹筋運動を続けている
....
土用の丑の今日思った事は
録画したテレビを観ながら感じた点は
『水と安全はタダじゃない』 ....
ベビーブーマーは
十分な引退に挨拶します
希望を示す音は上がった
49へ1947年から彼等は
大量生産されました
県を越える彼等
私生活の中へ沈む
2つの場所から
1つの場所へ
....
ひらがなは、いやだ
ひらがなは、かっこわるい
ぼくは、かたかなになりたかった
もっと、すぽーつかーみたいに
まっかなからだで
びゅんびゅん、はしってみたかった
そうして、あのこをむかえにい ....
失う事は必然である
ただその事実は重たく、暗く、でも鮮烈で
ふとした時に思い出して
その思いに囚われる
愉悦のその時
鏡に映った表情は
歪んだ笑みでは無 ....
あまだれが落ちるのを
じっと見ていた
そんな日があった
そんな子どもだった
樋の下でふくらんで
まっすぐ地面に落ちてくる
ああ
あまだれが1ぴき死んだ
あまだれが2ひき死んだ
....
「ヘクセンハウスってなぁに?」
「ん。 お菓子のオウチ。」
そんな会話で始まって
笑顔で 過ごす クリスマス☆
星型のツリーは 無いの
空を 見上げたら
きっと あなたに 会えるか ....
ゆるせないものが多すぎて困るんだ
面取りを忘れた大根の
尖った角にさえ傷つく
そんな自分の弱さや{ルビがさつ=・・・}さにさえ傷つくものだから
血はどんどん流れてきりがない
からだの中を ....
高円寺の古着屋にある個性という押し売りを
彼女は愉快そうに手に取って
その幾何額模様の可能性を私の太ももに押し当てる
ありとあらゆる自信をくれる
それが次の日に意味を成 ....
無様に云おう
大昔といってもたかだか三十年前
美しいと思ったのは夕焼けのグラウンドと年上の女
たった今雪が止んだ
街はおもちゃを取り上げられた子供
掃除も終えた休日
定番の秘密主義者は ....
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