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 一

 夜の水平線が
 両の腕をさしのべ
 その手で満月を挟み

 嘆く空から引き離し
 海の底に沈めた

 光が闇に溶けて
 波の下に燃えつき

 殺風景な夜空に
 取り ....
苦悩の女神が
僕の手を引いて
眠れぬ夜に連れ出した

花は閉じ 草は項垂れ
月は雲の毛布に潜り込んで 高い鼾をかいていた

ブナ林を背にして 裏庭に立つと
女神は両腕を広げ 僕はその中 ....
宣井龍人さんのまーつんさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
波の下の月- まーつん自由詩11*13-9-27
眠れぬ夜に、裏庭で- まーつん自由詩9*12-6-8

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