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雨に道がひかっている
この街のそこかしこにぼくらがいる
傘をささずにぽつぽつとやられている
そこかしこにぼくらがいる
街路樹が霧を呼吸している
さわやかな別れに涼しく ....
太陽から少し離れただけで肌寒い
少し
少しってなんだろう
肌寒さはこんなに身にしみるのに
外灯が先週よりも
せんさいで優しかった
恋人たちも先週より
せつ ....
さよなら準備
歩きながら忘れよう
公園で忘れられていたことも
歩きながら忘れよう
さよなら秋風
いらなくなった紙切れと
いまさらながらの屁理屈も
遠ざけら ....
雨が地面を濡らしていた
使えない鏡のように濡らしていた
空は雲に覆われていた
寂しい景色を高速で行った
雨の日のダルビッシュ
おまえもこんな気持ちなのか
だから虚空 ....
きょうもいちにちよく恨まれた
恨まれてることがいっぱい分かった
精一杯してきたことは
むこうにはあたりまえだった
むこうにとってこっちは
足りないか過剰だったのだろう
....
ぼくはやがて死ぬ
いや
パラレルワールドでのぼくは
もう死んでいるのかも知れない
いや
パラレルワールドでのぼくは
この世界のぼくとは
すこし違うひとなのかも ....
青い水いろの空
公園からはみ出たさくら木
電信柱と電線が
拮抗しながら騒がしかった
世界はじっとしていない
何通りもの風景を
何通りもの異世界を
僕らはただ
奇跡のなかに浮かんで
....
雨のちはレイン
晴れのちもレイン
すべてが正しくて
いまがベストだ
オーライ
悲しいことも
オーライ、オーライ
楽しいことも
雨のちはレイン
....
虫の鳴き声がする
星が動くように見える
夜の高くを
何処かのひかりを
吸った雲が流れていた
別れ話のそのあとには
永遠のふりをした
永遠でないものが
....
人が目で情況を把握するように
犬は鼻で情況を把握するのだそうだ
でも飼われた犬は人にならって
目で情況を把握し始めるのだそうだ
私はしばらく犬になってみよう
匂いで思 ....
あなたの発見を
ぼくは言葉にできる
そうやってふたりは積み重ねてきたんだ
ぼくに言葉にしてもらえなかった発見は
これからふたりで暮らす何十年のうちに
一つ一つかならず ....
孤独じゃないと感じてる
孤独じゃないと案じてる
二人でぐっすり眠りたい
月あかりだけ浴びながら
青いツラの皮うかんでる
きのうの戦争銀メダル
世界で何位なら満足 ....
ストロンチウム90が10都県で検出されている
セシウムと比べ微量だと言われていたストロンチウムが、だ
鉄よりも重いから飛散しにくいと言われていたストロンチウムが、だ
半減期は約30年 ....
森を見つめていると宇宙に見えてくる
宇宙を見つめているとそれが湖に見えてくる
そして湖を見つめていると
やっぱりそれは緑の木々に見えてくる
そんなところからこの詩ははじまる
....
バスで海沿いを旅していたら
財布をどこかになくしてしまった
海に財布を探していたら
ひととはぐれてしまった
海の底にはレールが見えた
おおきな白鳥が海面から飛びあがって
....
宣井龍人さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト
(75)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨の街
-
吉岡ペペ ...
自由詩
13
13-10-29
少し
-
吉岡ペペ ...
自由詩
12
13-10-28
さよなら秋風
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
13-10-3
雨の日のダルビッシュ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
13-9-25
ガラスのあなた
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
13-4-25
ぼくがぼくであり続けること
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4+
12-11-21
騒がしい秋
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
7
12-11-20
オーライ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
12-10-20
永遠
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
12-9-24
犬になってみよう
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
12-9-15
あなたの発見
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
12-8-14
ねむれない夜
-
吉岡ペペ ...
自由詩
11
12-8-7
ストロンチウム90
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
12-7-25
貧しき想い出
-
吉岡ペペ ...
自由詩
14
12-7-13
波しぶき
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
12-7-2
1
2
3
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