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白い影が毛皮の悲鳴* を羽織り さまようのは雨の樹海



触れられないものに触れて 指紋の消え去った手に

嵌まる
指環のように

仮説の極限で燃え尽きる



巨 ....
激しい濁流と錆びた鉄橋はゆきずりの光景でしかない

ビニ傘で行く手をさえぎる横暴なエスコートがわたしと雨粒を斜めに切断する


無限を接写する賭博者たちは必ず破綻した

二度目に犯した過 ....
瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう
瞬きしない癇癪持ちの貴女が遅れて笑ららう

瞬きしない癇癪持ちの貴女が白く透き通る卵を一粒一粒数えて笑うように洗ららう

氷山の如く切り立つブラウス ....
そこそこイケメンがほんとうのイケメンなのに、女の人たちは信じてくれない
なぜだろ
髪の乱れやすい季節のせいだろか
排卵日なのだろか

そこそこきれいな人をほんとうにきれいだなと思ってるぼくは ....
終わる今日─

退屈な日でした
蒸れた空ばかりがずっとつづいていて
胸もとをぱたぱたさせながら
ヨーヨーを垂らし
駄菓子屋のアイスボックスの底から
メロン味をたぐり寄せ
南極の怪獣を想 ....
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう

夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
濃くなる空
廃道には沖からの風
タイヤのない廃車
不可能な旅
消え去った日々
揺れるブイ
昔みた黄色いアドバルーン
多分、二足歩行するまえの記憶
今朝の愛についての討議
鮫と鯨みたい ....
盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ

だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
 ....
宣井龍人さんの末下りょうさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
巨像- 末下りょ ...自由詩2*22-1-9
郊外- 末下りょ ...自由詩7*21-9-29
柊の実- 末下りょ ...自由詩7*17-3-29
そこそこ- 末下りょ ...自由詩6*17-3-19
Fw:- 末下りょ ...自由詩10*17-2-9
セックスしたかった- 末下りょ ...自由詩14*17-2-3
仮装して岸辺に- 末下りょ ...自由詩4*17-1-28
盆地の友人- 末下りょ ...自由詩5*17-1-10

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