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「知識の借り物競争」という言葉がずっと頭の片隅から離れない。
実体験を重視して読書で得た知識を軽んじる言葉は、一見もっともらしく聞こえる。しかし読書だって実体験の一部であり、読書によって起こ ....
またひとつ
何かを壊してしまったみたいだ
動き出す為の未熟なあがきに
称賛は約束されない
消えて行った魂が残した
記憶の欠片をありのままに
誰の為でなく 私の為でなく
少し前まで ....
水面ははるか上
光は届いていないはずなのに
ぼんやりと明るい
呼吸の仕方を覚えたのは
もうだいぶ前のこと
少ない養分にも慣れた
清さがいまは心地よい
先のことはまだ分からないけれど
....
<愛>
ふれることで確かめる
かたちをかたちにしない
きのうでも けさでも 一秒前でもなく
いまの呼吸 いまの温度
<読>
記憶が織り込まれた生地を
虫眼鏡でみたり
埃 ....