すべてのおすすめ
これまでレヴィナスの宗教哲学としての側面を指摘してきた。
「存在(生)」=「戦争(闘い)」と捉えるレヴィナスは、それに抗する「存在の彼方」を探し求める。そしてそれは、「宗教」の形で獲得されるものなの ....
弱肉強食であり、利害計算である「存在」(生)。レヴィナスはそれとは「別のあり方」(「存在の彼方」)を捜し求める。「それにしても、存在とは他なるものとは一体いかなるものなのか」(p20)。
と ....
「責任を負うということは、『言いたいこと』が本当は何なのかもう一度考え直すことである」、それがレヴィナスのいう「責任」ではないか、と先に推測した。
「責任」は<語ること>である、とそう本文には記され ....
哲学を、多様な光を乱反射する「プリズム」に例えたのは、ドイツの左翼思想家テオドール・アドルノであった(「否定弁証法」より。木田元他訳、作品社、1996年、74ページ)。プリズム。それは見る角度によって ....
さて、レヴィナスの議論が、「弱肉強食の『生』」ではなく、それとは「別の仕方」を提示しようとするものであることを先に確認した。そして、その「別の仕方」とは、祈り、即ち「幸あれ」という、生への肯定の言葉で ....
「戦争」という過激な言葉に導かれて「存在の彼方へ」というこの本を読んできた。まだ始まったばかりであるが、語り手であるレヴィナスが持ち出してくる諸概念は、余りにも、特殊な、常軌を逸した言葉であるように見 ....
私は「存在の彼方へ」という書物は、宗教的な思想内容を、哲学の用語で叙述したもの(即ち神学)の書物だと思っている。「存在に感染せざる神の声を聴くこと」という前書きの言葉は先に引用した。仮にここでいう存在 ....
私が愛読している本の一つに、フランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスの「存在の彼方へ」という本(講談社学術文庫、合田正人訳。1999年)がある。
かなり異様な文体で書かれた著作で、明確な言葉の定 ....
チャオさんのもぐもぐさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「戦争」の虚偽と「正義」の再構築−「存在の彼方へ」を読んでみ ...
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1
04-8-28
「割り切れなさ」と懐疑論−「存在の彼方へ」を読んでみる6
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
2*
04-7-31
「何故人を殺してはならないの?」−「存在の彼方へ」を読んでみ ...
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1*
04-7-30
言葉と責任−「存在の彼方へ」を読んでみる4
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1*
04-7-29
祈り−「存在の彼方へ」を読んでみる3(2)
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1*
04-7-28
祈り−「存在の彼方へ」を読んでみる3
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1*
04-7-28
「存在の彼方へ」を読んでみる2
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
1
04-7-27
「存在の彼方へ」を読んでみる
-
もぐもぐ
散文(批評 ...
2*
04-7-26
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する