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青空をよぎる壮大な雲
公園のベンチに腰掛けて
気分屋の君と二人眺めてる
入道雲、いわし雲、おぼろ雲
なんか色々と習ったけれど
そんなことはどうでもいいや
君とキスをしている間にも
....
二人で地面に小石を並べる
ひとつ、またひとつ
やがて円の形となり
収束していく始まりと終わり
夏の日
暑いね、という言葉だけが僕らだった
何故だろう
あんなにも
世界がありふれ ....
覗き込んだ空が
思いのほかまぶしかったので
慌てて手を
空へ
小さすぎるこの手じゃ
空はちょっと重すぎる
飛行機が雲を連れながら
一色の空を抜けていくので
からからに乾いた校庭を
....
君のおっきい手、好き
好きだった
好きだった君の
好きだったものたちは
またきっと
誰かが好きになる
でも、たぶん
私の好きが一番おっきかった
君のしらないこと ....
くろいうさぎが
よりみちしてる
しろいうさぎが
さがしにいった
くろいうさぎが
まいごになった
しろいうさぎも
まいごになった
だけどどこかで
にひきはで ....
ゴミ箱の中にはピンク色のコンドーム
先端の方には濁った白い液体
朝起きて一番最初に目に付いた物が
そんな物であることに僕は小さく舌打ちをする
隣であどけない顔で無防備に寝ている女と
昨夜の彼 ....
この空をあなたも見ているのかな?
遠く離れた距離を感じながら
それでも空は続いている事だけが
唯一の僕の救いで
今日 嬉しかった事とか
昨日 悲しかった事とか
こん ....
あなたは流されて来たのだと言う
ただ水のように流されて来たのだと
このちっぽけな私の元に
私は湖のように静謐でもなければ
私は海のように寛大でもない
どうしてあなたを受け入れよう
....
真っ白だったキャンパス<今日>が
ほんの少しずつ
色づき始めた
今見ている風景<けしき>は
いつもと同じ通学路
でも
いつもと違う通学路
僕の傍らにいるのは
いつもと同じ友人<なか ....