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ゆうちゃんは無口な転校生だった
四年生の春に
ぼくのクラスにやってきた
ゆうちゃんと、ぼくは
なぜか気があって放課後はいつも一緒にあそんだ
がっこうは友だちできへんからきらいや。
....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている
Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
....
大きな欅の木のしたで
乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる
無から生まれた宇宙の話しを聴きながら
きみはもう死んでしまったから
こんな話しはおもしろくないかもしれないけど
きみに残さ ....
「死刑」には
死刑たらしめる法と
死刑執行人
死刑場(およびその道具)
なにより死刑囚がいる
そのまえには判決
主体の認否を越えて客体の処断があり
主体は罪の罰が死刑となったことを
....
{引用=
+
ぼくがはじめてきみになかだしをしたよる
ぼくのなかのぼくはほとんどしんだ
額からこぼれ落ちてくる
角を拾い集めて
....
たとえば、わたしは、とても広い大地に立っている。
大自然が 与えた ゆたかな大地。
わたしは、太陽を正面に見据えている。
わたしの 後ろには影ができている。
太陽がまぶしいぶん、影 ....
【マルボロ】
かあさん あのね わたしがうまれた世界って
本当の本当は しろい正方形だったのでしょう
そこはとても清らかな場所だったのでしょう?
エタノールで消毒した 清らかな ....
人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる
人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
....
父の死んだかたわらで
妹をあやす姉
こどもを亡くした朝に
家族のためにあくせく働く母
ぼくたちの町
生活が
続くところまで続いていき
夜の暗い背中を
....
ふたしかな水を生きて
行方のどこにも底がない
くうかんを蹴りあげて
足音を確かめる
ひかりは、
柔らかくかげを踏んで
どこか遠い国になった。
水
どこまでも水。
ぼく ....
毒林檎を食べて死ななかった 白雪姫がいるように
姫というヤツは、毒より強い
ケダモノとクダモノとで できている
動脈と静脈みたいに
ケダモノとクダモノが
体の ....
筆圧の高い私は
消しゴムで消しても
けしてきえない
言葉を持っている
ただ
その消えない
言葉は わたしの胸の奥にしかないので
消して消えない言葉だということを だれも知らない
....
この気持ちは悲しみというのだろうか
涙を吐き出すだけ吐き出して
マグマのようになった僕
僕は歌わずにいられない
歌おう
闇の底の水の色
かたい岩をくぐりぬけて
滴りおちる力を
みぞ ....
そう あの日
コーラを買いに出かけて
ほたるは いた
きよらかな
ちかすいみゃくが
わいているよと
またたきが
おしえてくれてるようだった
それからだ
僕は
思うんだ
ち ....
インディアンサマーさんの自由詩おすすめリスト
(164)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
陽だまり_2011
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たま
自由詩
37*
11-10-18
午後の果実
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たま
自由詩
23*
11-6-8
十一次元の詩人たちへ
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たま
自由詩
17*
11-5-27
相関たちの剥奪および独楽のような孤独
-
乾 加津 ...
自由詩
6*
11-1-21
Nv0iceTと罪のないアヒル
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石田 圭 ...
自由詩
29
10-10-14
そうさ_世界は_美しい。
-
るるりら
自由詩
13*
10-8-10
マルボロ
-
るるりら
自由詩
26+*
10-6-18
四畳半の夢
-
番田
自由詩
6
10-5-29
水のない空/生きた旅人
-
石田 圭 ...
自由詩
13
09-6-11
生き抜くために死んでいる/きんいろの森/きんいろの波
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石田 圭 ...
自由詩
35
08-10-14
野薔薇
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るるりら
自由詩
9*
08-5-12
蕾の自問自答
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るるりら
自由詩
9
05-9-17
ジャズ蛍
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るるりら
自由詩
3
05-5-28
蛍
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るるりら
自由詩
4*
05-4-21
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