母曰く福島産は老人が食べればいいと悲しかりけり ヘリオトロープの夢
天使の羽を手折る
みなぞこで沈む
かつてのブルー・ラブ
日々の苦悩に満ちた暮らしから
逃れたいと必死にもがく
逃げられない。
頭が痛くなる。

三日月の枕をして
今日も知らないうちに
眠りにつく
勉強がはかどらない。

休みのない毎日
 ....
ハゲ親父
頭頂部に
墨入れて
永久増毛
鉄腕アトム
 .... おなじ背の高さをした建物が
僕をやさしく愛撫するので
当分この街から出ていくことは
出来ないのだ。
壊れてしまったレコード
もしくは
石のように固いバームクーヘン化した父
その口からは
絶えず呪詛がこぼれる
隣に住まう
父の兄上との確執が
幼い頃から
絵巻物のようにまた綴られる
も ....
今も酒
今も酒だぜ
呑んで書く
指の端まで
痺れて疼く









 ....
われは 一粒の麦

しかし

われは

地に落ちるつもりは毛頭ない。

われは ただ一つにてあるゆえに。
咲き誇れない午前4時の顔



と俯くだけの日々
天井を仰ぐだけの日々
視線をそらす日々

寝起きで浮腫む午後4時の顔
沈む太陽
輝く星
誰もが眠るのを
息を殺して待つ日 ....
背骨にきしりと
悲しみが
可愛らしい女の顔をした
悲しみが
のしかかる

重みに耐えかねた
か細い背骨は
粉々に砕け散り
鈍い光を放つ
黒いアスファルトの上で
ひらひらと
舞っ ....
僕は仕事を変えた
稼ぐ為に
僕は結婚する為に
働きまくった。

寒い朝
彼女は出て行った。
何の為に生きてきたのか
わからなくなった。

酒を飲んだ
不味かった。
タバコを吸っ ....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ....
旅から旅のセールスマンだったカフカも



















 ....
「六等星でいいから、あなたのとなりに居たい」 コナゴナに





割れて砕けて







 ....
あの頃わたしが持っていた
やさしい言葉の群れは
ぜんぶ捨てたよ。
「現代医学的見地に立てば、悟りをひらくというのは、いわゆる統合失調症をはじめとした精神病の状態であると言われております。ですから、僕は、イヤイヤ、この主語はおかしいですね…笑ってしまいますね……、彼は .... 重力に逆らって
垂れ下がるオレンジの果肉
そのあまさを
おまえは知らない

震える花びらの下で
そっと亡びてゆく虫けらども
そのみにくさを
おまえは知らない
悲しいこと
諦めること
薄っぺらい選択。

大切なもの
核となるもの
を切り取って眺める。


右折すれば変化が待っている。
恐れることはない。
死ねば両手も焼かれるのだから。
 ....
びいどろの中に
浮かぶ泡
気泡があるのは
不良品なのか
値下げの札がつけてあった

かなしい音が
とこしえに

びいどろに
刻まれた
唐草文様

ふるさとの野辺に咲く
名も ....
小柄な人なら入ってしまうような
大きなコインロッカーを
開ける時
必ず怖くなる

屍体を隠しておくには
ちょうどいいと
どこからか
声が聞こえて
息をとめて
扉を開く

{引用 ....
何もかもを失った
夕べの酒ほど旨いものはない
その日、月は煌々と輝き
僕の酒に反射する
何もかもを失った
夕べの酒ほど旨いものはない
サラリーマンが傍らを通り過ぎていく中で
僕は一人旨い ....
ママの手は
てんごくのにおいがすると
五つの子が
うっとりとして
わたしの手を離さない

てんごくも
じごくも
絵本のなかに
出てきたね

てんごくに
匂いがあるなんて
知ら ....
魔法が解ける言葉 ソツギョウ   #poem24

惚れた女の夢占いは「アンタ卒業したら死ぬ」   #poem24

校長の悪趣味な桜の木を切った    #poem24

おっぱいを卒 ....
彼らのことを
かわいそうだと
心の中で思う青年は
センエツである

彼らのことを
社会的弱者などと
呼称するインテリゲンチャは
酷薄である

〈―名づけることは
権力ではないのか ....
神による操り人形
何一つ自分の思い通りに
行かない

偶然と必然と言うが
全ては必然
選択肢はない

死に向かってもがいている
神様はせせら笑っている
バカな奴と笑っている。

 ....
あなたは積み上げる

与えられた積木を丹念に積み上げる

それが人生




親指と人差し指で作った輪の大きさぐらいな積木
いつも何かに苛立っていて

終りの無い議論を隣の積 ....
わたしは縄文の舟を漕いでいる
トチノキを刳り貫いた
粗末な舟だ
赤い犬をいっぴき乗せていた
これが最後の猟だと
わたしは思った


子どもたちは
夏の来なかった時代を知らない
もう ....
祈る人はそっと目をつぶる

瞳に映るものは有限であっても
瞼に浮かぶものは無限だ

祈る人は無言である

言葉はいくら重ねても
心のかなしみには追いつかない

祈る人はみじろぎせず ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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