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砂の喫茶店で
椅子を叩いているうちに
夕暮れとなり
列車は少しずつ走っていた

コーヒーのお代わりは半額
けれど労役が発生し
古くからの友だちはみな
去ってしまった

 ....
 
 
空港は閉鎖された
矩形の朽ちた滑走路に 
靴が片方だけ残されている
繰り返される少年たちの空想は 
くぐもった口約束となる
草の葉でくすり指を切ったまま
下り坂を駆けおりる
 ....
桐原 真さんのたもつさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海の構図- たもつ自由詩312-5-26
空港の靴- たもつ自由詩412-1-25

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