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なんの因果か
この不自由なカラダは
ココロは

のそりとやってきた
黒い大きな影にぺろりと呑み込まれ
身動きできない

あたたかいことばはどこへ行った?

カラダの中で
カタチに ....
名前入りの口紅があるんだって

彼女の憧れのスター
ふっと 話し掛けると

知ってる と 真剣にみる

友達が注文するって 言うと
お願いだから私のぶんも と 
一緒にすることにした ....
{引用=私イコール作者だと信じる純朴な読者は、読むな。}


夫のいびきが隣の寝室から聞こえる
ここは私の部屋で ここにあるのは私の取り分
大きな書棚 たくさんの本 オカリナ ちゃちな顕 ....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに

鶴を折っていました

それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき

その子 ....
とても淋しい人と会って
とても淋しい話をした
とても淋しい店でした食事は
そこそこに美味しかった
それからとても淋しい歌を歌って
とても淋しいさよならをした
目の高さで手を振ると
そ ....
風鈴

縁側に転がる西瓜
金魚鉢に氷

染の団扇に
夕涼みの風に揺れる簾
懐かしいキミの裸足

髪を結い上げる細い指
藍の浴衣に紅い帯
藤の枕でうたた寝の
遠く聞こえる祭太鼓に ....
涙をこらえて

壊れかけたつり橋を

ひとりで渡ろう

そうしないと

僕は前に進めない

涙をこらえて

激流を渡ろう

そうしないと

僕は君の幻から離れられない
 ....
今日家で、はじめて傷を負った
そして、傷を負ったまま学校にいった

あたしにとって学校も家もストレスがたまる場所なの
あたしの安らぐ場所っていったいどこなんだろう
探すのももう、いやになっち ....
ないほう

している

いたみ

ばりん ばりんって

おとがする



このいたみは

ぼくを

すこしだけ

おおきくして


そのうち

 ....
隙間ではなく透間
あたたと私の間にできた谷
風が吹くわけでも雨が流れるわけでもなく
ただ谷が泣いてる
リンと
鈴の音鳴るやうな
シャンと
玻璃の砕けるやうな
ピンと
水の凍るやうな

切なく淡き
音に誘はれ
我が魂は迷ひ出で
我が魄は舞ひ出づる

    リン
    シャン ....
ほんじつ
ちかりょこうへ
ごどうこうさせて
いただきます
ガイドです
よろしく
おねがいいたします
みなさまと
おもいでに
なるような
りょこうに
したいと
おもっておりま ....
ゆうやけ こやけ あかねいろ

かごめかごめの こどものわ

ながく のびてく かげのかず

なんだか ひとつ おおいみたい

なんだか ひとり おおいみたい

みんな しってる  ....
歓びも悲しみも。
痛みも憐れみも。
お前が美しいから喰らう。

これは死なざる罪。
魂に刻み込まれた、死なざる罪。

喰らえ。喰らえ。喰らえ。
顎を鳴らし喰らえ。
そして ....
いつからだろう
寂しいと言えなくなった

そっと隠れて溜息をつき
全てを覆い隠してしまう
そんな技を
覚えたくなんかなかった

大丈夫よって笑顔
幸せだよって笑顔

これが仮面と ....
昨日、彼に体重がばれた。
今までずっと秘密にしていたのに。

泣きそうになる私に彼がくれた言葉。


「キミがもし、普通の女の子より
 10?体重が多いと嘆くなら
 それは見当違いだよ ....
君といないことを意識してください
会いたいのは今ですが
ずっと ずっと
会いたいと思っていてください

君がいないことを意識してください
素直なのは心ですが
ずっと ずっと
想っていて ....
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