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綿の飛び出た座椅子には
歯抜けの鼠がねむっている
尻尾もない、毛もない鼠が。

やがて
見つめているうちピクリと動いた

そしてその日
僕は、なにもできなかった
握り潰され、踏み潰され
ひしゃげてしまった空き缶の中には
まだ誰かの生が底に残っている。
それがそのまま
路肩に投げ捨てされて転がっている、
溢れたゴミ箱から滑り落ちている。
木漏 ....
布団はだけ
腹が冷え痛んだ早朝
トイレ行って
また布団はいり
左手伸ばしカーテン開く

ああ、
なんて晴れがましい空
まだ朝焼けなのに
はやくも
暗転するほどまばゆい世界

世 ....
  眠りを効かない
  薬に託す恥
 
  ふさいでいく瞼
  ふさがっていくだけの瞼
  
  跳ねる足は冷え
  閉じきった耳は誰かの声を聴く

  それから起き
  ひっぱた ....
ただのみきやさんのすみたにさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- すみたに自由詩213-1-22
ひしゃげた空缶- すみたに自由詩212-12-25
そして蛾は生まれ- すみたに自由詩312-11-8
病とは- すみたに自由詩212-11-7

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