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こわい話を聞く
お姉ちゃんの手を握る
水浸しの夜のような話に
手のなかのお姉ちゃんが
喉を鳴らす。
姉がいなくなった日
そんな話があった
僕は何事かを書きたくなる
良い物語は一 ....
雪が腕を広げ手のひらを広げ囲うように降り続いている病気にならない生き方を選べば
お爺のように息を止め時々息継ぎをするようにお酒を飲めばよかった目を閉じると頭の南側で日照りだった畑が病のように花を咲か ....
多くの水が
忘れ去られたままに
打ち寄せる
波打ち際で
なぞり損なった
君たちが
みつめる先で
青草のにおいが凍えてしまう
名前は。名前は ....
くだり坂を転がりながら
ミートボールたちは言いあっている
きみの家を焼いたとしても、そうだな
つめたいパスタはおいしくないね
依然として玉ねぎは
玉ねぎをやめようとしない ....