すべてのおすすめ
カンヴァスに描いた静物画に
わたしは真っ赤な色を置く
油絵を描く時は
その目に映るものの色と
正反対の色 ....
この部屋中にある
あらゆるものを突き刺して
壊れたオブジェをつくる
グラスも、時計も、棚も、オルゴールも、
本もめちゃめちゃに破い ....
雨に振られた日は
必ずといっていいほど傘を忘れる
車窓から見える
雨雲から
ほんのわずかでも
晴れ間が見えていたりする ....
わたしを
かたちづくるもの
なにもないと
思ってしまうぐらい
安定のなかにいて
時折、
影のない ....
わたしのなかで
剥がれおちたなにか
そのなかにある
あかいかたまりのなかの
あかいわたし
剥がれ落ちたわた ....
いつからだろう
わたしがわたしに
なれてしまったのは
やわらかなしかくい世界で
まるくなったとしても
とがってみたとしても
しか ....
かける かける
鍵を かける
うみが 飛び出さないように
ひらいための まぶたの先から
うみが 飛び出さないように
....
とがらせろ
とがらせろ
ながれのすべてを
とがらせろ
握りしめた力が
入水した紙粘土のように ....
わたしはことばを剥離する
わたしはわたしを剥離する
バナナの皮を剥くように
するんと裂けて ....
八方塞がりとは
こんな気持ちをいうのだろうか
こころの深い奥で
前に進もうとしても進めない
強い何かで ....
ことばにならないものが
渦を巻いている
それはある期待なのか
失望なのか
わからない
明滅する影と光が時間のように ....
こころのなかに
海が浮かぶ
深く蒼い紺碧の海
ひとつの闇から
光を見出だそうとするとき
かならず海が浮 ....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている
いつかはあなたの海になって ....
わたしのなか
滑り落ちていく
ふたつの白い月は
鎖のように細く風に凪ぐ
安住の未来へと
繋がっているのか ....
不完全な詩で溢れた
わたしのベッドで
あなたといくつ夢を見ただろうか
いくつ夢を見ていくのか
不完全なわたしの詩と
小さな ....
深い胸の奥
求めるものは何だろう
ありきたりなことばだけの感情ではなく
細やかだけれど
静かに燃えている
わたしのなかの
赤い熱 ....
頭のなかで
鳴り響く砂時計
さらさらと
安住を諦めた瞳が
仰ぐのは暗い天井
流れ込むサーチライトが沁みて ....
琥珀という石を
手にしたことはないけれど
見つめたことがある
黄昏に凍りついた壁の向こうに
眠る葉や虫たち
....
月は誰も見てはいない
月は自分を見ているものを
予知している
白く蒼く輝くのは
裏側の過去を隠すため
月には ....
ただのみきやさんのあおい満月さんおすすめリスト
(139)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『流血』
-
あおい満 ...
自由詩
14*
12-11-20
_『逆流』
-
あおい満 ...
自由詩
5
12-11-11
『かさわすれ』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
12-4-30
『かたちづくるもの』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
12-3-18
『かわむき』
-
あおい満 ...
自由詩
11*
12-3-1
『やわらかな四角』
-
あおい満 ...
自由詩
9*
12-2-14
『かける』
-
あおい満 ...
自由詩
6*
12-2-12
『とがらせろ』
-
あおい満 ...
自由詩
8*
12-2-2
『時の剥離』
-
あおい満 ...
自由詩
6*
12-1-18
『抑制と希求の間』
-
あおい満 ...
自由詩
7*
12-1-15
『古い写真』
-
あおい満 ...
自由詩
7+*
12-1-12
『ひとつの、孤独のために』
-
あおい満 ...
自由詩
9*
12-1-11
『海になる』
-
あおい満 ...
自由詩
11*
12-1-10
『未知へ』
-
あおい満 ...
自由詩
1*
12-1-7
『不完全』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
12-1-6
『幻』
-
あおい満 ...
自由詩
8+*
12-1-5
『砂時計』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
11-12-30
『燃える琥珀』
-
あおい満 ...
自由詩
9*
11-12-26
『十五夜』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
11-12-25
1
2
3
4
5
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する