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ごうごうと流れる茅場に
溺れてゆく
光りの泪の中に
振り向く顔がのまれてゆく
凍りの風の中に
揺れる手が離れてゆく
流れの中に
楔打つものを探して
百数十年ぶりに里に下りてきた私は
あろうことか人間に狩られてしまったのだ
この老体を食べても美味しくなかろうに
あろうことか吊るされてさばかれてしまったのだ
私の臓腑の中で可愛がってい ....
夜
帰り道の田んぼ
二週間遅れで水が引かれてる
昨日まではいなかった蛙
賑やかな音に
夏の風
ようやく
生返った。
ただのみきやさんのくろねこさんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
光の泪に_
-
くろねこ
自由詩
1*
16-2-14
_里に下りた顛末_
-
くろねこ
自由詩
2*
16-2-8
水田
-
くろねこ
自由詩
4
13-5-23
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