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心拍が垂直に水を跳ばし
滑らかな曲線は鏡に切れ
凸面は新しく頭を下にし
脚を月に遠い空にうつし
それは鳥の群の{ルビ端=はし}をゆれ
教会へひとつ羽を落とし
埃をつつむ結晶に打たせ
運動 ....
音楽を捨てていた汚い目の猫がよみがえった
なにもない道をゆく
土を被った愚かな感熱紙をぐしゃりと踏みつけ
袋にぎしぎしと詰まった賢い椿のにおいを無視し
ようやく彼は美術館についた

風景の ....
ああ 三年ぶりの頭の爽快
傘を差さない彼女の夢のみが僕を捕らえるけれど
穴のない血管と青空と
正しい脈拍があるからぼくは大丈夫

ぼくは精神科病棟を横切って
新しい神保町へ
勢いあまっ ....
竹箒の音に注意せよ
すこし背骨の曲がった女子高生に注意せよ
幻と語らう男の笑い声に注意せよ
木漏れ日のような鉄の反射に注意せよ

返事をしないあなたの母に注意せよ
積み上がった本の数に注意 ....
ただのみきやさんの森 真察人さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
告白の速度- 森 真察 ...自由詩425-5-13
清らかな猫の訡- 森 真察 ...自由詩224-5-26
清らかな猫の歌- 森 真察 ...自由詩524-5-17
完璧なる日々- 森 真察 ...自由詩2*24-4-28

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