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此岸から彼岸へと
車の葬列が往き過ぎていく
勝鬨橋の寂しいど真ん中
ぬばたまの闇色鏡を
滑っていくあれは屋形船か
はたまた精霊船だろうか
城塞の如く聳えるビルの窓には
煌々と点された幸せ ....
艶めく林檎の滑らかな膨らみに
包丁の刃を当てて一息に押し切る
迸るエチレンの醇香
生まれ立ての双子は
仄かに黄味がかった白い果肉を
更に真白な俎板の上に
投げ出していた
あられもなく
 ....
ただのみきやさんののらさんきちさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
勝鬨橋- のらさん ...自由詩217-12-12
朝食林檎ヨーグルト- のらさん ...自由詩617-11-24

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