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夜は時々恐怖が充ちた
般若あるいは快楽殺人者の白い仮面が小さな窓に浮かんだ
どこかの月が妖しく照らした

夜は時々味方になった
メランコリーと夢幻と孤独に溺死するための空気を含んだ
犬の遠 ....
〜湿度と温度〜

草原だった
天国だったから虫はいなかった
とても乾燥していて
泣きそうだった
湖のしたに下界があって
母がいて父がいて
大切な人たちがいた

あたたかいのは
温 ....
快晴の町で 葉書は鳥に
狙った僕には矢が刺さり
君の声で孵化する
まだ痛い朝

飛ばした葉書 空は快晴
気付けばベッドも汚れ
積み重なるごみの中から
僕の羽を選ぶ

血のような錆び ....
太陽に向って歩く
それが太陽だからだ
あなたは神?
私はにんげん
これを夕暮れと呼ぶらしい
この角度、この浅い、浅ましい…角度
そのようにして入っていって
やがて剥がしていくつもりなのだ ....
おのおのに、週末


なぁんだ
なぁんだそうだったのか
息をすることが困難な夜には
知らない地の夢を見るんだ
玄武岩質の平原、つきあたりの揺るがない闇
そんなものが僕らの孤独の限界だ ....
ただのみきやさんの香椎焚さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サスペンス- 香椎焚自由詩315-11-17
草原について- 香椎焚自由詩315-11-15
痛い朝- 香椎焚自由詩215-11-15
即興(散歩)- 香椎焚自由詩415-10-24
月火水木金土日- 香椎焚自由詩3*15-1-6

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