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四月の終りの西都の原は
空の青と雲の白
陽光に映えた一面の緑の間に間には
ミツバツツジの赤が美しい
ゆらゆらと若草の間を歩くと
目の前に左に右に草をまとった程々の墳丘が現れ ....
父の三回忌の時、兄弟から空き家となっている実家の処分が持ち出された。小学校1年まで実家の近くで遊んでいた私としては売りたくはないのだが、それが私の感傷であることはわかっていた。そう兄弟姉妹それぞれが ....
ある土地では人が死ぬと川岸に埋めたのだという。
その場所で祀りをし骨は年ごとに沈むか時に流失する
何処に誰が埋められているのかを知る人がいる間は
祀りは続くが知る人がいなくな ....