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秋の香りが残り僅かなあなたを
連れていきました

どこか 遠くの あなたを

待つ女にはなれません

言い切る前に
お行儀の悪い左手が
わたしの頬をぶちます

秋はふざけた科白 ....
燃える緑をあなたは見ただろうか
わたしは、見た
命の強さと危うさを

美しさに殺されそうだった

だから、逃げたの
命 と あなた から

あっ
遠くで風鈴が鳴った気がする ....
美しくあるには少し
強すぎるように感じます

胸は膨らみ

そして

衰える

当たり前のことが、こわい

母に似たにおいが身体中からするの

なぜかしら



 ....
ただのみきやさんのいるみさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋深まる前に- いるみ自由詩414-10-10
夏の白昼夢- いるみ自由詩314-7-18
- いるみ自由詩214-6-11

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