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みぎひだり ほろけた蝶 比翼と過ごした私と猫と
靴ひもを 結ばぬ怠惰に 縁丸く濃紺に矢継ぎ早な窓辺から
線路沿いに不明な景色のなか
命ひとつを浮かせて身から剥がし終えたと
ひととせを十は巡 ....
もう、とうに
どこかで、沢山の同じ気持ちと一緒に固まって
雲にでもなっていると
蒸発したり
砂粒ひとつ程の
微々な物まで退したと、離ればなれた ....
かなしいばしょから きたきみは
つきみてまんじゅう たべている
おこぜにてやき あられにとろみ
こんこんぬいめ たらにくさにこ
かなしいばしょから きたきみは
きんぎょすくいを しん ....