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硝子のむこうで
雨が呼んでいる

硝子のむこうで
闇がきらめいて

硝子のむこうで
孤独が浮遊する

四角い窓から
宇宙がもれだして
夜はカーテンと
ひとつになる

四角い ....
例えば愛されることが
順番制だとしたら
わたしの番は
一億二七〇〇万番目
いつか必ず
いつか必ず
そう信じながら
年老いて
死んでゆくのでしょう
けれどもわたし
本当は
一番が好 ....
老眼の眼をほそめ、針に糸を通して、彼女が
器用な手つきで繕いものをしている。
ほつれた糸は無いもののように。
ただ、ひたすらに繕ってゆく。
それは家族や社会、そのいちぶとしての一本
の糸であ ....
ただのみきやさんの川瀬杏香さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の帳- 川瀬杏香自由詩7*14-11-4
愛すべきひとへ- 川瀬杏香自由詩11*14-8-5
繕いもの- 川瀬杏香自由詩10*14-8-5

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