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あの娘の瞳のブラウンシュガー手のひらの上で転がして
ブリキ玩具の鈴の音を夏の日差しに溶かしていく
ハビットメタルの軸受けにビー玉一つを投げ入れて
彼女は生まれつき右手に銃を握っていた
やがて彼と出合った彼女は
左手で彼の手を握り
右手で彼の心臓を打ちぬいた

彼の体を突き抜けた弾丸は
二人の暮らす小さな部屋の
白い壁に黒い歪を残し ....
アスレチックを潜り抜けて
椅子やベンチをバリケードにして
右へ回り込んで左へ駆け抜けて
追いかけまわった理由は何だったかな
永乃ゆちさんの只野亜峰さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブラウンシュガー- 只野亜峰自由詩212-8-7
彼女には赤いドレスがよく似合う- 只野亜峰自由詩112-6-6
かけっこのわけ- 只野亜峰自由詩2+*12-6-5

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